KB5003637以降にIE11等でPDFが開けなくなる不具合 [Update 1: 修正パッチ公開]

WindowsUpdate

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Microsoftは、2021年6月9日に公開・配信したWindows10 バージョン21H1 / 20H2 / 2004用更新プログラムKB5003637以降に、Internet Explorer 11 (IE11)等でPDFが開けなくなる既知の不具合があることを発表しました。

更新履歴
① 修正パッチが公開された旨を加筆。 [2021/6/30] [New]

不具合概要

2021年6月29日公開の21H1 / 20H2 / 2004用セキュリティ更新プログラムKB5003637以降をインストールすると、Internet Explorer 11 (IE11)やWebBrowserコントロールを使用する64bitアプリケーションでPDFファイルを開けなかったり、Adobe Acrobatプラグインを使用しても灰色の背景しか表示されない場合があります。

IE11に関しては、『インターネット オプション』 → 『詳細設定』タブ → 『拡張保護モードで 64 ビット プロセッサを有効にする』にチェックが入っている場合のみ、本不具合の影響を受けます。

この不具合は、2021年6月29日時点で以下の更新プログラム全てに影響します。

対処方法・回避策

この不具合にお困りの場合、以下のいずれかの対処方法をご検討ください。

対処方法A

PDFファイルをIE11や影響を受けるアプリではなく、Adobe Acrobat等で開く。

対処方法B: IE11限定

『インターネット オプション』 → 『詳細設定』タブ → 『拡張保護モードで 64 ビット プロセッサを有効にする』のチェックを外す。これでIEでも開けるようになります。

Microsoftは今後のリリースでこの不具合の修正を予定しています。

Update 1: 修正パッチ公開 [New]

本不具合は2021年6月30日に公開された修正パッチKB5004760にて修正されました。詳細は以下の記事をご覧ください。

  Microsoft、KB5004760を緊急リリース。IE11等でPDFが開けなくなる不具合を修正