GeForce Game Readyドライバ 581.57 不具合情報

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NVIDIA GeForce Driver Issue

GeForce Game Readyドライバ 581.57 WHQLの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。

NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)

  • Counter-Strike 2』(CS2)において、ゲーム内の解像度がモニターのネイティブ解像度より低い場合、テキストが歪んで表示される場合があります
  • 『龍が如く8』において、一部のシステム構成でライトがちらつきます

その他の不具合

  • AMD Athlon 64 X2やIntel Core 2 Duo / Core 2 Quad以前のPOPCNT命令に対応していない古いCPU環境だと、一部のドライババージョンでブルースクリーンエラーが発生します。具体的には以下。本件に関する詳細はこちらのページをご覧ください。
    • 552.44まで → POPCNT非対応の古いCPUでも動作する
    • 555.85~565.90 → POPCNT非対応の古いCPU環境だとブルースクリーンが発生する。最悪ブートループでOSが起動しなくなる
    • 566.03以降 → POPCNT非対応の古いCPUでも動作する

ユーザー報告の不具合

  • 以前より報告のあった、GeForce RTX 5090環境におけるUE5 (Unreal Engine 5)ゲームのアーティファクトはこのドライバで修正されました。『マフィア:オリジン ~裏切りの祖国』と『Silent Hill f』でアーティファクトが発生しなくなりました。『ボーダーランズ4』もクラッシュしなくなりました
  • 私のRTX 5090環境では被写界深度エフェクトを使用すると、UE5ゲームの『SILENT HILL f』『SILENT HILL 2』で以下のスクリーンショットのようにエイリアスのようなギザギザのアーティファクトが発生します。577.00では発生しません
    ギザギザ表示になる
  • このドライバでLenovo Legion Pro 7i Gen 10ノートPCのdGPUモードで発生していたアーティファクトが修正されました [RTX 5080 Laptop GPU]
  • ASUS ROG Strix SCAR 18ノートPCを使用しています。Ultimate dGPUモードでバッテリー駆動中、ログイン画面が表示される前に、ブラックスクリーンになってフリーズし、画面上部がちらついたりします。この不具合はOptimusモードでは発生しません。ACアダプター接続でも発生しません。また、ドライバのバージョンを580.88または577.00にロールバックすると発生しません [RTX 5090 Laptop GPU]
  • スリープから復帰後にシステムが再起動します。577.00ドライバでは正常に動作します [RTX 5050 Laptop GPU / ノートPC]
  • ↑ RTX 4060 Laptop GPU搭載ノートPCでもdGPUオンリーモードにすると同じ不具合が発生します
  • 581.57および581.42は、スムーズモーションを有効にすると『World of Tanks』がクラッシュします [RTX 5090]
  • 既知の不具合に「『龍が如く8』において、一部のシステム構成でライトがちらつきます」とありますが、『龍が如く8』だけでなくドラゴンエンジンを使用するゲーム全体が影響を受けています
  • 581.42で修正されたとありますが、『Battlefield 2042』(バトルフィールド2042)はまだクラッシュします。DXGiエラーが発生します(※筆者注: 577.00だと発生しません)

581.57ドライバ不具合情報・対処方法まとめ

581.57では多くの不具合の修正が入りました。その甲斐もあってか、今のところ広範囲な大きな不具合報告は見られません。UE5ゲームのアーティファクト問題も概ね解決したようです。ただ、設定次第でまだ微妙に発生する場合もあるようです。

もし、上記のような不具合にお困りの方は、多くの場合で577.00へとロールバックすると直りますのでお試しください。

その他、何かしらの不具合が発生した場合、以下の対処方法をお試しください。

▼GeForce RTX 5000シリーズの場合

以前のドライバが安定していた場合、そのドライバへのロールバックをお試しください。ブラックスクリーンやちらつきが発生する場合は、一時的な対処方法としてモニターのリフレッシュレートを下げたり、60Hzに設定してみてください。マルチモニター環境の場合、DisplayPortの位置を変更してみてください。可能ならシングルモニターにして不具合が発生しないか確認してみてください。PCIe 5.0の場合は、BIOS / UEFI設定からPCIe 4.0へと変更して安定するか確認してみてください。

▼GeForce RTX 4000シリーズ以前の場合

以前のドライバが安定していた場合、そのドライバへのロールバックをお試しください。もしくは安定していると評判の高い566.45 Hotfix566.36 WHQLへのロールバックをお試しください。大体これで解決します。もし、ロールバック前の不具合が継続するようなら、Display Driver Uninstaller (DDU)を使用してドライバをアンイントールしてから、再インストールしてみてください。(このアプリを使用することで、ドライバのデータを完全に削除し、クリーンな状態へと戻せます) 566.45や566.36よりさらに古いドライバを使いたい場合はNVIDIAのサイトよりダウンロードできます。(注: GeForce RTX 5000シリーズは570番台からの対応のため、560番台以前のドライバは使用できません)