GeForce Game Readyドライバ 566.03 不具合情報。またWindows10の透明効果が壊れる。1年ぶりに再発 [Update 1]

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GeForce Game Readyドライバ 566.03 WHQLの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。

更新履歴 [記事初公開日: 2024/10/24]
① 『その他の不具合』項目の[ALT] + [TAB]キー使用時に画面が真っ黒になる不具合が修正された旨を加筆。 [2024/11/8] [New]

NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)

  • 566.03にすると、Windows10の透明効果が正常に機能しなくなります(筆者注: 透明効果がなくなる、今までより黒くなる、ぼかし効果(blur)がなくなるなど)[New]
  • Houdini XPUでレンダリングすると緑色っぽくなります [New]
  • SteamVRにおいて、リフレッシュレートを変更するとブルースクリーンエラー(ブルースクリーンオブデス / BSoD)が発生する場合があります
  • 595.60にしてからCorsair iCUEやBlueStacksのCPU使用率が以前よりも高くなる場合があります
  • Maxwell GPUを搭載したMSI GT72 2QDノートPCに560番台のドライバをインストールすると、ブルースクリーンエラー(Blue Screen of Death / BSoD)が発生する場合があります
  • NVIDIAコントロールパネルの『ディスプレイ』 → 『デスクトップのサイズと位置の調整』 → 『スケーリング』で『整数スケーリング』に設定していると、DSR / DLDSR解像度がゲームに表示されない場合があります
  • NVIDIAコントロールパネルの『3D 管理設定』 → 『シェーダー キャッシュ サイズ』を『無効』に設定していてもキャッシュファイルが作成される場合があります

その他の不具合

  • 555ドライバ以降、AMD Athlon 64 X2やIntel Core 2 Duo / Core 2 Quad以前のPOPCNT命令に対応していない古いCPUのサポートを終了しました。555以降、POPCNT命令に対応していないCPU環境にドライバをインストールすると、ブルースクリーンエラー(BSoD)が発生します。また、ユーザー報告では再起動ループが発生してシステムの復元でも直らずOSを再インストールするはめになったとの報告が出ています。AMDは2007年前後のBarcelonaあたりから、IntelはNehalem (第1世代Core iシリーズ)からPOPCNT命令に対応しています。POPCNT命令に対応していない古いCPU環境で利用できる最後のドライバは552.44です

2024/11/8更新 [New]

  • Windows 11 24H2環境において、ゲーム中にALT + TABキーを押してデスクトップに戻ると、数秒間画面が真っ黒になります。これはGeForceドライバの不具合ではありません。Windows11 24H2の不具合です。この不具合は2024年10月25日にWindows Updateに配信されたプレビューリリースKB5044384にて修正されました。本不具合にお困りの方はまずはKB5044384(以降)のインストールをお試しください。ただし、修正は段階的にロールアウトされているため、すぐには直りません。すぐにでも本不具合を緩和・軽減したい場合は、当サイト記事『ALT+TABでWindows11 24H2の画面が真っ黒になるのを修正・軽減する方法』をご覧ください

ユーザー報告の不具合

  • 566.03にしてからタスクバーの透過がおかしくなりました。565.90にロールバックすると直りました
  • ↑私もです。タスクバーが暗くなって、透明効果が機能していません。この不具合は去年も問題になっていました
  • ↑Windows10 22H2で同じ不具合が発生しています [RTX 4090]
  • ↑私も同じです。Windows10のタスクバーが真っ黒です
  • NVIDIA: ↑ご報告ありがとうございます。この不具合を既知の不具合リストに追加しました
  • ゲームを終了するときだけアーティファクトとブラックスクリーンが約4秒間表示されます。ゲームプレイ自体は何も問題ありません [GTX 1060 6GB]

 

SteamVRでブルースクリーンエラーが発生するという既知の不具合が、前回の565.90から継続しています。SteamVRを利用されている方はお気をつけください。

また、新たに、Windows10の透明効果が機能しなくなるという既知の不具合が追加されています。この不具合は、2023年10月の545.84でも発生しており、その後、2023年11月の546.08Hotfixにて修正されました。過去に発生していた不具合が再発して、正直「またか……」といった感じです。

上記報告のような不具合にお悩みの場合は、ドライバのロールバックをお試しください。以前のドライバはNVIDIAのサイトよりダウンロードができます。