RADEON

最初に結論だけ言えば、980Ti>Fury X>Fury無印>980無印、大体こんな感じです。980無印の希望小売価格は499ドル、Fury無印は549ドルとお値段相応の結果になりました。海外価格だとしっかりと良い隙間を狙えていますね。海外価格だと。大切なことなので。

1点気になったのは、FHDだとMinFPSが異様に低かったりするタイトルがいくつかあるところでしょうか。FHDでFPSが出にくいのはFury Xにも見られた傾向ですので、Fiji+HBMはFHDが苦手なのかもしれませんね。

使用されているFury無印はFuryクソコラグランプリでお馴染みのSapphire Tri-X OCモデルになります。それでは各種ベンチマーク画像をどうぞ。ちなみにめっちゃ長いです。2サイトからの引用なので重複タイトルもあります。 (各画像はクリックで拡大)

GeForce,RADEON

RADEON関連の情報を見ていると、たまに目にする「古井戸」という単語。古井戸があるからRADEONを選ぶなんて人も。古井戸ってなんじゃらほいと思いつつも気にしていなかったのですが、ふと調べてみたら「Fluid Motion」なる技術のことで、Fluid=古井戸、と、なるほど。

で、この古井戸、何をするものかと申しますと動画のフレーム補間技術。TVなんかでお馴染みの倍速補完とかああいった類。こういう無理矢理フレームを付け足した補間物って逆に違和感が増すんじゃないの?と食わず嫌いで一切ノータッチだったのですが、気が向いたのでGeForceでも出来ないものかと検索したところ、SVPというソフトで出来るようでサクッとインストール。適当な動画ファイルを再生。

すごかったです(小並感)

食わず嫌いはいけませんね。想像以上に効果がありました。
試してみたい方は↓からどうぞ。

SmoothVideo Project (SVP) - our main project
http://www.svp-team.com/wiki/Download

EXEファイル直リンク
http://www.svp-team.com/files/SVP_3.1.7.exe

でも、これだとSVP+GeForceでもイケるし、RADEONを選択する理由にはならないんじゃ?と思ったら、SVP+GeForceだとBDに対応していないそうで。RADEONならBDがいけるそうで、なるほど。PCで古井戸+BDを楽しんでいる方にとっては、確かにRADEONを選択する理由がありました。

SVPの導入初日にも関わらず、もうSVP無しでの動画視聴は考えられなくなっております。GeForceユーザの方は騙されたと思って是非SVPをお試しくださいませ。

RADEON


↑左のロゴマークが静かなアタリで、右がうるさいハズレのようです。
元記事のWCCF TECHにはこう書かれています。

「もし、右だった場合は遠慮なくRMAしてください

この一文を見てどう思われましたか?
何らかの問題があっても「個体差である」とか「実際の使用には問題ない」とかで濁して、返品を断るような糞企業の糞対応は多々あります。もちろん、ある程度の個体差というものはありますし、仕方のない部分ではあります。しかし、常軌を逸した問題に対しては、真摯に対応するのが企業に求められる当たり前の姿勢ではないでしょうか。

今回の対応は当たり前のことをしただけです。決して好感度がプラスになるものではありません。そもそも最初の段階で糞クーラーで出荷しなければ良かっただけの話です。検品ガバガバすぎ。

それなのに、ええ、それなのにですよ。何故か良対応に見えてしまう不思議

ハッキリ言葉にして言えば、3.5GB問題で糞対応をしたNVIDIAがあまりにも糞すぎた。それに比べたらなんと真摯な対応でしょうか。

ちなみに「RMA云々」は海外メディアのWCCF TECHが書いているだけで、日本で受け付けてくれるかどうかはわかりません。もしも受け付けてもらえなかった場合はAMDに直談判しましょう。

以下余談。
何かある度にNVIDIAは3.5GB事件は引き合いに出されるでしょう。出します。そういうことを平気でする企業であることを忘れてはいけない最悪な事件ですから。
そしてAMDも海外での提灯メディアにのみFury Xの配布、発売したにも関わらず日本では6/30までメディア・ショップでの情報公開禁止統制も忘れてはいけないことです。正しい情報を意図的に消費者に与えないようにすることを平気でする企業であることを忘れてはいけません。

NVIDIAファンの方や、AMDファンの方には耳の痛いことですみません。
しかし、これらの行いは当ブログでは認めることはできません。

RADEON


ただしDirectX10以降のみ。現状、DirectX9以下ではCF+FreeSyncは使えないようです。
FreeSyncにやっとCFもサポートされるようになったドライバは下記よりダウンロードどうぞ。

AMD Catalyst 15.7 WHQL
http://support.amd.com/en-us/download/desktop?os=Windows+7+-+64

他にも色々機能が追加されているようですが、詳細は上記ページをご覧くださいませ。

GeForce,RADEON


(ソース:http://videocardz.com/57015/confirmed-nvidia-to-launch-geforce-gtx-950 | http://videocardz.com/57000/amd-radeon-r9-nano-to-receive-full-fiji-silicon)

NVIDIAのGTX950or950Tiの噂は、GTX950で来るようです。
960のカットモデルということ以外まだ不明ですが、VRAM2GBと4GBのモデルになるとか。

AMDのR9 NanoはFijiのフルスペックの低クロック版になるんじゃないかという噂が。
ちょっと眉唾ものですが、フルスペだったら中々のお値段になりそうですね…

ところで画像の表を見て気づいたんですが、向こうだと390Xの方が安いんですね…
いくら後出しとはいえ、日本だと390Xの方が高い不思議。どうしてだろう不思議だなぁ(棒)

GeForce,RADEON

雑誌によくありそうなタイトル。

ということで各社のGPUの良いところ悪いところも含めて勝手に評価。
あくまで個人的な意見です。参考程度に。
お値段はとりあえず置いておきます、お財布とご相談しましょう。

① TITAN X 12GB

紛うことなき王者。
4K解像度だとVRAM8GB近くを消費すると言われているアサクリユニティさんもドンと来いなVRAM搭載量。ただ、裏面のメモリがバラック状態でも100度超えになるそうで、実際の使用には問題がないとしても、個人的にはバックプレートなり小型のヒートシンク辺りを付けたくなります。

TITANX裏面

VRAM容量に悩まされることなく、4K解像度で遊びたい人はTITAN X一択ではないでしょうか。

② GTX980Ti 6GB

限りなくTITAN Xに近いコア性能、そしてOCモデルはコア性能だけはTITAN X超え。
汎用的にそつなくハイエンドしています。あ、あまり語ることがない…
いいとおもいます(小並感)

③ Fury X 4GB

AMDのマーケティング手法が最悪だった不遇の子。しかしカードに罪はありません。
多くの場面でライバルである980Tiに負けてはいますが、この小型さが必要だったり、Fury Xが有利なゲームと状況をメインに遊びたい人は十分選択肢に入ります。逆に言えばFury Xを選ぶ明確な理由がなければ980Tiが良いと思います。4Kについては「VRAM4GBでも問題ない」と言う意見もありますが、個人的には「問題有だろふかしてんじゃねぇぞ」という意見でございます。アサクリユニティにおいては980Tiの6GBでも不足になる事態。

④ GTX980無印4GB

今となってはFury Xと同じくVRAM4GBで問題は無いかどうかも考えて選ぶべきカード。
とはいえコア性能を考えればこれくらいで十分とも言えます。
ただ、MOD増し増し等、VRAMが多く必要な人は別の選択肢が見えてきます。

⑤ R9 390X 8GB

390XのOCモデルは980無印に勝ったり負けたりといった具合の性能。
このカードのポイントはやはりVRAM8GBでしょう。フレームレートはほどほどでもいいからMODを増し増しでぶっこみたい、なんて人には選択肢に入ってくるカードではないでしょうか。

⑥ GTX970 3.5GB+0.5GB

NVIDIAの対応が最悪だった不遇の子。謝罪無し、返品拒否。4GBと思って買って、小売店から返品を断られた人の中には「もう一生NVIDIA製品なんて買わねぇよ」と思った人も少なくないはず。しかしカードに罪はありません。コア性能も980無印に近く、3.5GB+0.5GBとちゃんと理解した上で買う分には大変コストパフォーマンスの良いお品となっております。

⑦ R9 390無印8GB

対抗製品となる970に勝ったり負けたりなコア性能。そしてこのカードのポイントもやはりVRAM8GBではないでしょうか。以下⑤と同じ。

⑧ 今回はスルーしてPascalと4xxを待つわ!

また来年お会いしましょう。

・その他共通点
両社ともに経営陣は糞です。
それはおいといて、両社ともに「音」に関する問題があります。
静かな固体もあればうるさい固体もあります。
気になる人はどれが静かかしっかり調べて検討しましょう。

GeForce,RADEON

前回のあらすじ。Fury Xはアイドル時でもうるさいのか。

計3枚のFury Xを用意して、295X2と980Tiを比較したWAVファイルが上がりました。

↓こんな感じのセットアップで録音したところ、

↓こういう結果だったそうです。


(ソース:http://www.pcper.com/reviews/Graphics-Cards/Retail-AMD-Fury-X-Sound-Testing-Pump-Whine-Investigation)

録音したWAVファイルは↓をどうぞ。

比較WAVファイル
比較WAVファイル(+12db)

RADEON

PC Watch
初のHBM搭載ビデオカード「Radeon R9 Fury X」を試す
4gamer
「Radeon R9 Fury X」レビュー。GeForceの上位モデルと戦えるRadeonが、唯一無二の特徴を武器に戻ってきた

国内のメディア企業による各種レビュー記事は↑をどうぞ。とりあえずAMDさんは、次からはしょうもない情報統制とかやめてね。萎えるだけなんで…

ざっと見てきましたが、それぞれのメディアで言っていることが違っておもしろいと思いました。

4gamer

PC Watch

海外ソースは↓こちらをどうぞ。
【GPU】 AMD R9 Fury Xの各種ベンチマーク公開 ① FHD&4K編
【GPU】 AMD R9 Fury Xの各種ベンチマーク公開 ② WQHD編
【GPU】 解像度別Fury X/980Ti/390X/980まとめてベンチマーク動画

RADEON

という報告が出ているそうで。問題の動画を見てみましょう。
同じ投稿者による比較をどうぞ。

R9 Fury X (GPU負荷0% / ファン回転25%(デフォルトのアイドル設定))

R9 280X

どうでしょうか。
個体差によるものなのかは不明。比較はありませんが、他にも報告動画が上がっています。
気になる人はリファレンスモデルは避けた方が良さそうですね。

7/2追記
続報書きました。↓をどうぞ。
【GPU】 AMD R9 Fury Xはアイドル時でもうるさい? ② 各種比較

GeForce,RADEON

前回がFHDと4Kでの比較でした。今回はWQHD(2560x1440)での各種ベンチマークになります。それではベンチマーク結果をどうぞ。