アプリの起動に異常に時間がかかる不具合。Windows11 22H2で発生。KB5022845やKB5022360インストール環境で発生

WindowsUpdate

Windows Issue

Windows11 バージョン22H2環境において、アプリケーションの起動に異常に時間がかかるという不具合が発生しています。

不具合概要

Windows11 バージョン22H2に、2023年1月27日以降の更新プログラム(KB5022845やKB5022360)をインストールすると、一部のアプリケーションの起動に30秒から2分くらいかかる場合があります。例えば、以下のようなアプリでこの不具合が発生する場合があります。

  • Google Chrome Portable
  • Epic Games Launcher
  • CCleaner
  • CPU-Z
  • GPU-Z
  • HWMonitor
  • HWiNFO
  • CrystalDiskInfo

上記はあくまでも一例です。これら以外のアプリでも発生する可能性があります。

この不具合は、Microsoft Defender以外のサードパーティ製アンチウイルスソフトを使用する環境で発生する恐れがあります。Microsoft Defenderを使用している場合は発生しません。

この不具合の発生が確認されているOSバージョンおよび更新プログラムは以下。

  • Windows11 22H2
    KB5022845 (2023年2月15日公開 セキュリティ更新プログラム)
    KB5022360 (2023年1月27日公開 プレビューリリース)

対処方法・回避策

この不具合の対処方法はいくつかあります。不具合にお困りの場合は、以下の対処方法A~B、いずれかをご検討ください。

対処方法A

この不具合が修正されるまで、サードパーティ製アンチウイルスソフトの使用をやめて、一時的にMicrosoft Defenderをお使いください。

対処方法B

上記の当該更新プログラムをアンインストールすることで、この不具合は発生しなくなります。修正されるまでの間、一時的に更新プログラムをアンインストールをご検討ください。アンインストール手順は以下。

▼更新プログラムのアンインストール方法

  1. 『スタートボタン』 → 『設定』 → 『Windows Update』 → 『更新の履歴』 → 『更新プログラムをアンインストールする』を選択。
  2. 当該更新プログラムの『アンインストール』を選択すればアンインストールされます。
    WindowsUpdate更新プログラムのアンインストール方法
  3. アンインストール後は、更新プログラムが再び入ってこないように更新プログラムを一時停止しておきましょう。『更新の一時停止』から停止する期間を選択。
    Windows11 - WindowsUpdateを一時停止

なお、KB5022845はセキュリティアップデートのため、アンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。