AMD Zen 6世代のハイエンドAPU、Medusa Haloのスペックがリーク!Strix Halo / Ryzen Al Max+ 395と比較すると

CPU

AMD Medusa Halo スペックリーク

AMD Zen 6世代のハイエンドAPU、Medusa Haloのスペックがリークされました。YouTubeチャンネルのMoore’s Law is Deadが報じました。

AMD Medusa Haloのスペックがリーク

AMD Zen 6世代のハイエンドAPUとなる『Medusa Halo』の情報を入手したので紹介したい。『Medusa Halo』は、Zen 5世代のハイエンドAPU『Strix Halo』の後継となる。そのスペックは以下だ。

▼Medusa Haloスペック (最上位モデルでの例)

  • プロセスノードはIODがTSMC N3P、CCDがTSMC N2Pを採用予定
  • CPU部分はZen 6アーキテクチャを採用し、最大26コア(52スレッド)となる。内訳はこうだ。12コアCCD + 12コアCCD + 2LPコアIOD = 合計26コア。IODに使用されるコアが、通常のZen 6コア(Classicコア)か、Zen 6cコア(Denseコア)か、あるいは1+1となるのかはわからない。CCDの12コアについてもどういう構成となるかは不明だ。4(Zen 6) + 8(Zen 6c)、6+6、8+4、12+0といった構成が考えられる
  • GPU部分はRDNA 5 (UDNAとも呼ばれる)世代のGPUコアが48CU搭載される
  • メモリは384-bit LPDDR6か256-bit LPDDR5Xが使用される
  • 登場時期は2027年頃が見込まれている
― Moore’s Law is Dead

Medusa Haloと現行のStrix Halo最上位モデルRyzen Al Max+ 395とを比較すると以下のような具合です。

 Medusa HaloRyzen Al Max+ 395
(Stix Halo)
CPUZen 6
最大26C52T
Zen 5
16C32T
iGPURDNA 5
最大48CU
RDNA 3.5
最大40CU

Medusa HaloではCPUコア数が大幅に増えて26コア52スレッドになるとされています。Ryzen Al Max+ 395は16コア32スレッドのため、かなりのマルチ性能の向上が期待されます。

iGPU部分に関しては、GPUコア数自体は8CUの増加に留まっていますが、世代がRDNA 3.5からRDNA 5へと1.5世代ジャンプしています。この1.5世代ジャンプによってどこまで向上するのか、非常に気になるところです。

AMDによると、Ryzen Al Max+ 395 (iGPU: Radeon 8060S)のゲーム性能は、同じ消費電力設定であればGeForce RTX 4070 Laptop GPU以上とされています。

Ryzen Al Max+ 395 vs. RTX 4070 Laptop GPU
Ryzen Al Max+ 395 vs. RTX 4070 Laptop GPU

ワンチップでここまでの性能を出せるのかかなり印象的なゲーム性能と言えます。

次世代のMedusa Haloではどれほどの性能向上を見せてくれるのか、APUファンから注目が集まりそうです。

なお、Medusa Haloの情報はあくまでも早期のリーク情報であり、今後、仕様が変更されたりする可能性があることはご留意ください。

Zen6

Posted by にっち