Ryzen 7 7800X3DやRyzen 9 7950X3Dが焦げて死亡。ASUS製マザーボードで発生。AM5ソケットも焦げる
AMD Ryzen 7 7800X3DやRyzen 9 7950X3Dなどの3D V-Cacheモデルと、ASUS製マザーボードとの組み合わせで、CPUとマザーボードが死亡するという報告が出ています。その写真がこちら。
上記写真を投稿したのはRedditユーザーのSpeedrookie氏。CPUはRyzen 7 7800X3Dでオーバークロック(OC)はしておらず定格使用。マザーボードはASUS ROG STRIX X670E-E GAMING WIFI。
同氏は24時間ずっとPCを付けっぱなしにしており、外出から帰宅したらマザーボード上のQ-Codeが『00』(CPUの異常)と表示されていて動作しなくなっていたため、バラしてみたところ上記写真のようにCPUとマザーボードのAM5ソケットが焦げ付いて破損していました。また、CPUの焦げ付いた部分には膨張が見られました。
同氏は、Ryzen 7 7800X3Dを使用する前にRyzen 5 7600Xを使用していましたが、こちらは何の問題もありませんでした。また、Ryzen 7 7800X3Dを使用しだしてから5日ほどで死亡したと述べています。
この報告1件だけだと、どこかしらに初期不良があったのではないかと思われますが、同様の報告はほかにもいくつか出てています。
- Reddit: Enwyi
Ryzen 9 7950X3D + ASUS ROG CROSSHAIR X670E EXTREME。CPUが焦げる
- YouTube: VIK-off
Ryzen 9 7950X3D + ASUS ROG CROSSHAIR X670E EXTREME。マザーボードのソケットが焦げる
- Reddit: haijak
Ryzen 9 7950X3Dが死亡。マザーボードはASUS ROG CROSSHAIR X670E HERO。焦げたりはせず、CPUのみが死亡。Ryzen 5 7600Xに入れ替えたところ動作
これらの原因がCPU側にあるのか、マザーボード側にあるのか、あるいはユーザー側の過失なのか、詳細な原因は判明していません。しかし、上記報告はすべてASUS製マザーボードで発生しています。
ASUSは以前に『ROG MAXIMUS Z690 HERO』のマザーボード上のコンデンサーを逆向けに付けて、発火に至る不具合を発生させており、そのときはリコールとなりました。