GeForce RTX 5000シリーズなどが不安定になる原因の一端が判明か。ブラックスクリーンが表示されたりファンが100%になってクラッシュする不具合は16ピンケーブルの物理的な問題の可能性

GeForce RTX 5000シリーズなどが不安定になる原因の一端が判明したかもしれません。
GeForceフォーラムのGeForce Game Readyドライバ 581.80スレッドでは以下のようなユーザー報告が出ています。
ユーザーによる不具合報告
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報告によると、環境によってブラックスクリーンが発生したり、グラボのファン回転率が100%になってクラッシュする不具合が発生しているとのこと。しかし、グラボ付属の16ピン変換ケーブルを、電源付属の16ピンケーブルに変更したところ発生しなくなったという報告が出ています。
また、当サイト宛てにも、同様の不具合が発生して改善にいたった経緯のメッセージをいただきましたのでご紹介させていただきます。
件名: ブラックスクリーンとGPUファンが100%になる不具合について 表題の件について、私の環境での事例をご報告します。 結論から申し上げると、原因はPCケース内の配線が非常に綺麗に整理されすぎていたことで、GPU側の電源ケーブル端子に過度な負荷がかかっていたことでした。 使用環境はBTOの新品デスクトップPCです。事象は、ゲーム中や、PC起動中にケースを開けた際の振動で発生しました。イベントビューアーにも特に関連するログは残っていませんでした。 確認のため、一度再起動した状態でケーブルを1本ずつ触っていくと、GPU側の電源コネクタ付近のケーブルに触れた瞬間に事象が発生しました。 調べてみると、GPU側に接続されていた電源ケーブルは無理に曲げられて反対側に引っ張られており、抜き差しもできないほど余裕のない状態で収納されていました。 ケーブルを一度緩め、コネクタをしっかり抜き差しして再接続した後は、以来数か月間、事象は一切発生していません。 事象の発生原因は明確ではありませんが、他の方の情報によると、ノートPCではバッテリー駆動時に事象が発生し、ACアダプター接続時には発生しないケースを踏まえると、ケーブルの接続不良や発熱によるコネクタの緩みなども、電力不足や一瞬の低電圧がブラックスクリーンのトリガーになっている可能性が考えられます。 同様の配線収納問題は他のBTO製PCでも起こり得るため、全BTOメーカーに注意喚起したい事例です。 ― 当サイトへの報告 |
当サイトに寄せられた報告によると、グラボに接続された補助電源ケーブルが過度に曲げられて、ケーブルに負荷がかかっていたことが原因で、ブラックスクリーンやファン回転率100%が発生していたとのこと。
GeForce RTX 5000シリーズなどが不安定になる原因はさまざまで、その多くはドライバに起因しています。(570番台から目に見えて酷くなり、ここ最近はだいぶマシになってきました) しかし、上記報告者たちのように16ピンケーブルが原因の一端となっている場合もある模様です。
もし、ブラックスクリーンやファン回転率が100%になってクラッシュする不具合が発生している方は、
- 16ピンケーブルに過度な曲げや負荷がかかっていないか。負荷がかかっていた場合はゆとりをもって配線しなおして改善するか
- グラボ付属の16ピン変換ケーブルを使用している場合は電源付属の16ピンケーブルへと交換してみて改善するか
これらの点を一度確認されてみてはいかがでしょうか。
16ピンケーブルは悪い意味で非常に繊細です。不具合を経験されている方は、16ピンケーブルが物理的に問題になっていないか疑ってみると良いかもしれません。























