【OS/マザボ】 High Precision Event Timer(HPET)の無効化方法

Windows,マザーボード

High Precision Event Timer(以下、HPET)の無効化方法をご紹介。HPETを無効にすることで下記グラフのようにゲームパフォーマンスの向上が見込まれます。

HPET有効(Forced) / 無効(Default)でのベンチマーク

HPET有効(Forced) / 無効(Default)でのベンチマーク

が、自分の調べたかぎり、OSレベルではデフォルトで無効になっていました。変更が加えられていないかぎり無効のままかと思われますが、気になる方は有効か無効か確認してみてください。方法は非常に簡単です。

まず、コマンドプロンプト(管理者)を立ち上げて下記のコマンドを入力してください。

bcdedit /enum

『bcdedit /enum』を実行するとこのような表示になる

『useplatformclock Yes』という項目があればOSレベルでHPETが有効になっています。この項目自体がない場合は既に無効のためここで終了です。

もし、この項目があった場合は下記のコマンドで無効化ができます。

bcdedit /deletevalue useplatformclock

これでこの項目が削除されてHPETが無効になります。PCを再起動すれば完了です。お疲れ様でした。

再度HPETを有効にしたい場合は下記のコマンドで有効化ができます。

bcdedit /set useplatformclock true

他にもBIOS/UEFIから無効にする方法もあります。

マザーボードのBIOS/UEFIからもHPETを有効/無効にできる

ASRock Z77での例ですが、ACPI Configurationに『ACPI HPET Table』という項目があります。これをDisabledにすれば無効化は完了です。他社のマザーボードでも似たような名前での項目になっていると思いますが、なかにはこの項目自体ないものもあります。

OS側での設定、BIOS/UEFI側での設定、どちらでも無効化ができるのでお好みの方法でどうぞ。逆に有効化する場合は、両方が有効になっている必要があります。