ウイルスバスター等にKB5072033起因の不具合。情報漏えい対策が正常動作しない。その他トレンドマイクロ製品Apex Oneなどにも影響。Windows11 25H2 / 24H2にて

トレンドマイクロ(Trend Micro)は、同社製アプリにおいて、Windows11 25H2およびWindows11 24H2用セキュリティ更新プログラムKB5072033と互換性の問題があることを発表しました。
不具合概要
トレンドマイクロ製のアンチマルウェアアプリ・セキュリティアプリにおいて、『情報漏えい対策』機能(Data Loss Prevention / DLP / データ損失防止)が正常に動作しなくなるという不具合が発生しています。
この不具合は、日本時間で2025年12月10日にWindows Updateに配信されたWindows11 25H2およびWindows11 24H2用KB5072033をインストールした環境で発生します。
トレンドマイクロによると、以下の製品はKB5072033と互換性の問題があり、本不具合の影響を受けるとのこと。また、この不具合はトレンドマイクロ側での修正が予定されており、影響を受ける製品の修正予定時期についてもアナウンスしています。
▼影響を受ける製品と修正予定時期
- Trend Micro Apex One
- 影響を受けるバージョン: オンプレミス
- 修正予定時期: 2026年1月
- Trend Micro Apex One SaaS / Trend Vision One Endpoint Security - Standard Endpoint Protection
- 影響を受けるバージョン: SaaS
- 修正予定時期: 2026年1月定期メンテナンス
- ウイルスバスター ビジネスセキュリティ サービス (Trend Micro Worry-Free Business Security Services)
- 影響を受けるバージョン: SaaS
- 修正予定時期: 未定
この不具合により、以下の『情報漏えい対策』のチャネルが正常に動作しなくなる不具合が確認されています。
▼正常に動作しなくなる『情報漏えい対策』のチャネル
- HTTP
- HTTPS
- Webメール
- プリンター
- クラウドストレージ(ブラウザ操作)
対処方法・回避策
『情報漏えい対策』機能を使用している場合、一時的な対処方法・回避策として、トレンドマイクロは、KB5072033のインストールを延期(すでにインストール済みの場合はアンインストール)するよう案内しています。
本件に関する今後の続報や進展は、トレンドマイクロ公式ページ『[サポートニュース]情報漏えい対策とMicrosoftセキュリティ更新プログラム KB5072033との互換性について』または英語ページの『Trend Micro Endpoint Compatibility Issues with Microsoft Update KB5072033』をご覧ください。


























