ブラックスクリーンがメモリに起因するか調査する新機能。Windows11に『Proactive Memory Diagnostics』(プロアクティブメモリ診断)。まずはInsider Previewに実装

Microsoftは、Windows11のブラックスクリーンエラー(Black Screen of Death / BSoD / 旧ブルースクリーンエラー)の原因を調査する新機能を発表しました。
発表された新機能『Proactive Memory Diagnostics』(プロアクティブメモリ診断)。ブラックスクリーンエラーが発生した後、次のサインイン時にクイックメモリスキャンを行うかどうかの通知が場合によっては表示されるようになります。

Proactive Memory Diagnostics
(プロアクティブメモリ診断)
スキャンを選択すると、次の再起動後に『Windows メモリ診断』(MdSched.exe)が起動してメモリの診断が行われます。もし、メモリに問題が見つかって緩和された場合はその旨が通知されます。
つまるところ、ブラックスクリーンの原因がメモリに起因しているかどうかを調べるための機能です。
この機能はWindows11 Insider Preview Devチャネル Build 26220.6982およびBetaチャネル Build 26120.6982にて実装されました。
現在はまだ初期段階のテスト中のため、ブラックスクリーンエラーによるクラッシュとメモリの破損との因果関係を調査するために、すべてのバグチェックコード(エラーコード)で『Proactive Memory Diagnostics』機能が実行されます。今後のビルドでは、対象となるバグチェックコードが絞り込まれる予定です。
なお、現時点では以下の環境でこの機能はサポートされていません。
- ARM64 CPUを搭載したPC環境
- 管理者保護が有効なPC環境
- セキュアブート無効でBitLockerを使用しているPC環境

























