AMD APU『Sound Wave』の実在を確認!超低消費電力APU。何に使われるのか
AMD未発表のAPU『Sound Wave』の実在が確認できました。
税関データサイトにて『Sound Wave』の輸送記録が見つかりました。それがこちら。
AMD Sound Wave (SWV) BGA1074 輸送記録
輸送記録にはSound Waveを短縮したコードネーム『SWV』が記されているほか、BGA1074に適合し、そのサイズは32 x 27mmという小型なものであることを示しています。
これまで、Sound Waveの存在は、リーク情報に留まっていましたが、今回の輸送記録によりたしかに実在することが確認できました。
最初にこのAPUの存在を報じたMoore’s Law is Deadによると、主なスペックは、2P-Core、4E-Core、4MB L3キャッシュ、第4世代AIエンジン、LPDDR5X-9600メモリ対応、RDNA 3.5 (名称変更の可能性あり) 4CUで、TSMCの3nmプロセスノードで製造されるとのこと。
「2P-Coreに4E-Core? AMDが? ZenとZen cじゃなくて?」と思われたことでしょう。このAPUはx86 CPUではなくARMベースのAPUといわれています。そしてその消費電力は5~10Wという、超低消費電力になることが見込まれています。
現時点でこのAPUが何に使用されるのかハッキリとしたことは判明していません。2024年5月時点ではARM版Windows (Windows on ARM)のMicrosoft Surface向けと囁かれていましたが、今でもそうなのかは定かではありません。Surfaceだけに限らず、その他のメーカーのARM版WindowsノートPCに採用される可能性も考えられます。
Sound Wave APUは、2026年の登場が見込まれています。