Microsoft、不具合を修正できていなかったことを認める。Windows11 24H2のファイアウォール関連の不具合
Microsoftは、Windows11 24H2のファイアウォール関連の不具合を修正できていなかったことを認めました。
日本時間で2025年6月27日にWindows11 24H2のWindows Updateに配信されたプレビューリリースKB5060829をインストールすると、『イベント ビューアー』に『セキュリティが強化された Windows ファイアウォール』(Windows Firewall with Advanced Security / WFAS)に関連するエラーが、イベントID 2042として、記録されるという不具合が発生しています。
具体的には『Config Read Failed』(構成の読み取りに失敗しました)、『More data is available』(追加のデータがあります)といった内容のエラーメッセージが記録されます。
Microsoftは、この不具合を、日本時間で2025年7月9日にリリースしたセキュリティ更新プログラムKB5062553 (Build 26100.4652)にて修正したと発表しました。
しかし、ユーザーからはこの不具合が直っていない・まだ発生するとの報告が相次いで出ていました。
イベントID 2042
Windows Firewall with Advanced Securityエラー
本件について、Microsoftは以下の発表をしました。
この不具合は、2025年7月8日(米国時間)に(KB5062553にて)『解決済み』としていましたがこれは誤りです。この不具合は、今後数週間以内にリリース予定の更新プログラムにて修正予定です。ご不便をおかけし、混乱を招いたことをお詫び申し上げます。 ― Microsoft |
Microsoftは、本不具合を修正できていなかったことを認め、謝罪しました。KB5062553で本不具合は修正されていませんでした。
なお、この不具合自体は、大きな問題ではありません。これは表示上(見た目上)の問題で、実際にはファイアウォールに何も問題は発生していません。そのため、上記エラーが記録されていても無視して構わないとMicrosoftは述べています。