Lenovo製PCでWindowsUpdate後にオーディオが機能しなくなる不具合と直し方

WindowsUpdate

Lenovo ThinkCentre M720t Mini-Tower

Lenovoは、同社製PCの一部モデルにて、WindowsUpdate後にオーディオが機能しなくなり、ドライバを再インストールしても元に戻らない不具合が発生していることを発表しました。

Lenovoによると、誤ったドライバがWindowsUpdate経由でインストールされてしまうために本不具合が発生するとのこと。2020年5月時点で本不具合が確認されているのは『ThinkCentre M720s』と『ThinkCentre M720t』の2モデル。

オーディオが正常に機能しなくなるという不具合は、2020年4月度および5月度のWindowsUpdateで報告されており、Lenovoの該当機種をお使いの方はこれが原因で間違いないでしょう。

以下、Lenovoが発表した解決策になります。もし、本不具合がLenovo以外のPCでも起こっている場合、もしかしたら同様の現象かもしれませんので、不具合にお困りの方は同じようなことになっていないかチェックしてみる価値はあると思われます。

症状

Realtekオーディオドライバーが正しくインストールされているにもかかわらず、システムでオーディオが突然機能しなくなりました。デバイスマネージャーには、赤い Xがサウンドミキサーに表示されています。デバイスマネージャーでは『サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー』に『Realtek オーディオ』および 『Intel ディスプレイ用オーディオ』デバイスが表示されていません。Realtekオーディオドライバーを再インストールしてもシステムにサウンド機能が復活しません。これはWindowsUpdateを実行後に発生します。

対象機種

  • ThinkCentre M720s
  • ThinkCentre M720t

関係するシステム構成

Realtekオーディオドライバーが正しくインストールされたWindows10

対策

この問題は、間違ったオーディオドライバーがシステムにインストールされたことが原因で発生します。以下の手順で解決できます。

1. スタートボタン(Windowsアイコン)を右クリックしてデバイスマネージャーを開きます。『デバイスマネージャー』を選択します。
2. 『その他のデバイス』で、以下のように黄色い三角のエラーが『Intel High Definition DSP』デバイスに表示されています。

WindowsUpdate後のオーディオの不具合修正方法

3. 『システムデバイス』を展開します。
4. 以下のように『Intel(R) Smart Sound Technology (Intel(R) SST) Audio Controller』を右クリックして『ドライバーの更新』を選択します。

WindowsUpdate後のオーディオの不具合修正方法

5. 『コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索』を選択します。

WindowsUpdate後のオーディオの不具合修正方法

6. 『コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択します』を選択します。

WindowsUpdate後のオーディオの不具合修正方法

7. 『High Definition Audio Controller』を以下のように選択して『次へ』ボタンをクリックします。

WindowsUpdate後のオーディオの不具合修正方法

8. ドライバーがインストールされたらシステムを再起動します。これで問題が解決されます。

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