アプリが文字化けする不具合。Windows11 24H2 / 23H2で発生。KB5058499 / KB5058502に起因。CLIP STUDIO PAINTなどが影響

WindowsUpdate

Windows Break

Windows11 24H2および23H2において、アプリが文字化けするという不具合が発生しています。

不具合概要

2025年5月28日~29日にWindows Updateに配信されたWindows11用更新プログラム・プレビューリリースをインストールすると、アプリのメニューやボタンが文字化けする不具合が発生しています。

具体的には総務会計ソフト魔方陣や、CLIP STUDIO PAINTでの文字化けが確認されています。

CLIP STUDIO PAINTでの文字化け
CLIP STUDIO PAINTでの文字化け

この不具合の影響を受けるOSおよび不具合を内包する更新プログラムは以下。

  • Windows11 24H2
    KB5058499 (2025年5月29日公開 プレビューリリース)
  • Windows11 23H2
    KB5058502 (2025年5月28日公開 プレビューリリース)

上記アプリだけに限らず、その他のアプリでも文字化けが発生する可能性があります。もし、上記更新プログラムのインストール後に文字化けが発生したら、これらの更新プログラムを疑ってみてください。

対処方法・回避策

本不具合が発生した場合、上記更新プログラムをアンインストールすることで正常に表示されるようになります。プレビューリリースには新たな脆弱性の修正は含まれていないため、アンインストールしても問題ありません。

アンインストール手順は以下。

▼更新プログラムのアンインストール方法

  1. 『スタートボタン』 → 『設定』 → 『Windows Update』 → 『更新の履歴』 → 一番下にある『更新プログラムをアンインストールする』を選択。
  2. 当該更新プログラムの『アンインストール』を選択すればアンインストールされます。
    WindowsUpdate更新プログラムのアンインストール方法

  3. アンインストール後は、更新プログラム(プレビューリリース)が再び入ってこないように『利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する』のチェックをオフにしておきましょう。
    『利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する』のチェックを『オフ』に

なお、Microsoftがこの不具合に気づかず修正をしなかった場合は、2025年6月11日のWindows Update / セキュリティ更新プログラムで再発するかもしれません。