【Windows10】 WindowsUpdate 2025年5月 不具合情報 - プレビューリリース KB5058481

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日本時間で2025年5月29日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用更新プログラムKB5058481の不具合情報です。

月例の翌々週以降に公開・配信される更新プログラムは『プレビューリリース』と呼ばれており、新たなセキュリティアップデートを含んでおらず、不具合の修正や機能改善のみの更新プログラムとなっています。特に問題がなければ次の月例に同梱されます。

『プレビューリリース』は文字通りに早期公開のプレビュー版なため、すぐにでも適用したい不具合の修正がない場合や、人柱になりたくない場合はスルーを推奨いたします。

以下、2025年5月29日に公開された更新プログラムの不具合およびその回避策・解決策になります。

更新履歴
初版。

Windows10 22H2用プレビューリリース: KB5058481

基本情報

KB5058481はWindows10 バージョン22H2用のプレビューリリースと呼ばれる累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで、機能の改善や不具合の修正などが施されます。ただし、あくまでもプレビュー版であることには注意が必要です。

この更新プログラムに新たな脆弱性の修正は含まれておらず、インストールしなくてもセキュリティ上の問題はありません。

▼機能改善や修正された不具合・更新プログラムのハイライト

  • カレンダーの時計に秒表示を復活させました
  • リッチカレンダーの予定の表示期間を30日間に改善
  • リッチカレンダーの天気ボタンに説明文を追加
  • モバイル通信事業者のCountry and Operator Settings Asset (COSA)プロファイルを最新のものへと更新
  • GDI / GDI+に以下のアップデートを行いました
    • GB18030-2022 (実装レベル2)において一部の文字がレンダリングされない不具合を修正
    • 一部のGB18030文字が横に広く表示されたり、段落が正常にレンダリングされない不具合を修正
  • モバイル通信事業者のCountry and Operator Settings Asset (COSA)プロファイルを最新のものへと更新
  • WinSaSに関する以下のアップデートを行いました
    • EEA (欧州経済領域)における、Windowsアカント同期の同意システムに影響する不具合を修正。セイアンダリアカウントが認識されず、サーバー負荷が増加する恐れがありまし

不具合情報

KB5058481には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

Microsoft EdgeやGoogle Chromeなど、Chromiumベースのブラウザにおいて、96 DPI (100%スケーリング)で表示すると、日本語・中国語・韓国語(CJK)のテキストがぼやけたり不鮮明に表示される場合があります。

この不具合は2025年3月のプレビューリリース以降で実装されたNoto CJKフォントに起因しています。

詳細は以下の記事参照。
ブラウザの文字がぼやける不具合。Windows11やWindows10で発生。Windows Update / Noto CJKフォントに起因

一時的な対処方法として、Microsoftはモニターのスケーリングを125%か150%に設定するとこで、テキストが鮮明に表示されるようになると述べています。

ただ、モニターのスケーリングを125%や150%にすると、さまざまなアプリが大きく表示されるため、あまりおすすめはできません。

筆者としましては、ブラウザの文字が見づらい場合はブラウザ側のフォントを変更することをおすすめいたします。

詳細手順は左記のリンク先記事をご覧ください。