【アプデ/7/8.1】 WindowsUpdate 2020年1月度 注意事項と各KBメモと直リンク [Update 6: 壁紙バグの修正放棄を撤回。2020年2月中旬に全ユーザーに修正を提供予定]

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WindowsUpdate

2020年1月15日に公開・配信されたWindows7 / 8.1用KBのザックリまとめです。この記事は足りないKBや不具合等が見つかった場合に随時更新いたします。

なお、今回のWindowsUpdateをもって、Windows7のサポートは終了となります。以降はWindows7にWindowsUpdateは配信されません。 (企業等でESUに契約している場合は除く)

今月度のWindows7用KB4534314(セキュリティのみ)またはKB4534310(ロールアップ)をインストールすると、

お使いのWindows7のサポートは終了しています

2020年1月15日以降、上記画像のように『お使いの Windows 7 のサポートは終了しています』と表示されるようになります。(過去に非表示化・無効化済みの場合は表示されません) 非表示および無効化は簡単にできます。詳細は以下の記事をご覧くださいませ。

< Update 6: 壁紙バグの修正放棄を撤回。2020年2月中旬に全ユーザーに修正を提供予定 > [2020/1/28更新]
Windows7用KB4534310(ロールアップ)およびKB4534314(セキュリティのみ)をインストール後、壁紙の設定(画像の配置)が『画面に合わせて伸縮』になっている環境の場合、壁紙が真っ黒になったり正常に表示されなくなります。この不具合が発生した場合、画像の配置を『画面に合わせて伸縮』以外に設定することで壁紙が表示されるようになります。

または、KB4534310 / KB4534314をアンインストールすることでも元に戻りますが、これらはセキュリティパッチのため、アンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。

Microsoftは2020年1月25日付けでこの不具合を認識しており、当初、ESUユーザーだけを対象に今後のアップデートで修正すると発表していました。2020年1月27日付けでMicrosoftはこの発表を撤回し、2020年2月中旬に全ユーザーに修正を提供することに方針転換しました。

ただし、2020年1月27日時点では、KB4534310(ロールアップ)のみ、この不具合を認識・修正予定としており、KB4534314(セキュリティのみ)については言及されていません。

以下、2020年1月15日公開・配信分のザックリ説明&ファイルの直リンクになります。(OfficeやSkype等のMS製品類は割愛しています)

更新履歴
① 『お使いの Windows 7 PC はサポート対象外になっています』と表示される旨を加筆。
② Win7用KB4534310(ロールアップ)適用後、壁紙が表示されなくなる不具合を加筆。
③ Win7用KB4534314(セキュリティのみ)でも壁紙が表示されなくなる不具合が発生。その旨加筆。
④ Microsoftが壁紙の不具合を認知。その旨および対処方法等を加筆。
⑤ Microsoftが壁紙の不具合の修正放棄を撤回。全ユーザーに修正を提供予定。ただし、2020年1月27日時点ではロールアップのみについて言及。その旨加筆。
⑥ 壁紙の不具合の件、2020年2月中旬に修正を提供予定とMicrosoftが発表。その旨を加筆。
サービススタックアップデート

KB4536952 (Windows7系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit / 7系その他のエディション
Win7用サービススタックアップデート(SSU)。SSUを適用すると、更新プログラムのインストール時に発生する可能性のある問題が緩和されるとのことです。

Microsoft Updateカタログ勢は事前に適用しておくことが推奨されています。WindowsUpdateクライアント勢は、WindowsUpdateの確認をするとまず月例等の更新プログラムが降ってきて、WindowsUpdateの確認2回目以降に(正確には適用する更新プログラムが最新SSU以外に何もなくなったら)SSUが降ってくる挙動になっています。

 

Microsoft Updateカタログ公開分セキュリティのみの品質更新プログラム』/IE11/.NET

KB4534314 (Windows7系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit / 7系その他のエディション
(※:このパッチに不具合有)
Win7系用『セキュリティのみの品質更新プログラム』です。 「余計なものは一切不要。当月分のOSのセキュリティアップデートだけでいい」 という方はこのパッチを手動DLしてご利用くださいませ。このパッチをインストールすれば『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』はインストール不要です。

また、このパッチをインストールすると、

お使いのWindows7のサポートは終了しています

2020年1月15日以降、上記画像のように『お使いの Windows 7 のサポートは終了しています』と表示されるようになります。(過去に非表示化・無効化済みの場合は表示されません) 非表示および無効化は簡単にできます。詳細は以下の記事をご覧くださいませ。

このパッチには既知の不具合があります。

[ 既知の不具合 ]

備考: 上記更新プログラムを適用前に、KB4490628(2019年3月13日公開のサービススタックアップデート(SSU)) / KB4474419(SHA-2)を未適用の場合は適用して、PCを再起動する必要があります。これらの更新プログラムが適用された後、2020年1月15日公開の最新SSUのKB4536952も適用しておくことが強く推奨されています。最新SSUを適用することで更新プログラムのインストール時に発生する可能性のある問題が緩和されるとのことです。

 

KB4534251 (Windows7系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit / 7系その他のエディション
Win7系用『Internet Explorer 11の累積的なセキュリティ更新プログラム』です。

備考: 上記更新プログラムを適用前に、KB4490628(2019年3月13日公開のサービススタックアップデート(SSU)) / KB4474419(SHA-2)を未適用の場合は適用して、PCを再起動する必要があります。これらの更新プログラムが適用された後、2020年1月15日公開の最新SSUのKB4536952も適用しておくことが強く推奨されています。最新SSUを適用することで更新プログラムのインストール時に発生する可能性のある問題が緩和されるとのことです。

 

KB4534309 (Windows8.1系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit / 8.1系その他のエディション
(※:このパッチに不具合有)
Win8.1系用『セキュリティのみの品質更新プログラム』です。「余計なものは一切不要。当月分のOSのセキュリティアップデートだけでいい」という方はこのパッチを手動DLしてご利用くださいませ。このパッチをインストールすれば『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』はインストール不要です。

このパッチには既知の不具合があります。

[ 既知の不具合 ]

  • クラスタ共有ボリューム(CSV)上のファイルやフォルダの名前を変更した場合、[STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL (0xC00000A5)]エラーが発生して失敗する場合があります。これは管理者権限がないプロセスからCSV所有者ノードで操作を実行したときに発生します。この不具合は、管理者権限を持つプロセスから操作を行うか、CSV所有者ではないノードから操作を実行することで回避できます。
備考: 上記更新プログラムを適用前に、2019年11月14日公開の最新のサービススタックアップデート(SSU)のKB4524445を適用することをMicrosoftは強く推奨しています。SSUを適用することで更新プログラムのインストール時に発生する可能性のある問題が緩和されるとのことです。

 

KB4534251 (Windows 8.1系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit / 8.1系その他のエディション
Win8.1系用『Internet Explorer 11の累積的なセキュリティ更新プログラム』です。

 

KB4534976 (Windows7系用) ファイル直リンク:64bit 3.5.1(KB4532960) 4.5.2(KB4532964)4.6&4.6.1&4.6.2&4.7&4.7.1&4.7.2(KB4532971)4.8(KB4532952) / 32bit 3.5.1(KB4532960)4.5.2(KB4532964)4.6&4.6.1&4.6.2&4.7&4.7.1&4.7.2(KB4532971)4.8(KB4532952) | 7系その他のエディション
Win7用.NETの『セキュリティのみ』のパッチです。3.5.1用、4.5.2用、4.6~4.7.2用、4.8用と分かれているため、必要なものだけどうぞ。全部をひとまとめにしたものはありません。

『セキュリティのみ』にバグ修正は含まれていませんが、『ロールアップ』は不具合率が高いため、お使いの.NET環境が安定している場合は『セキュリティのみ』の使用を推奨します。

なお、.NETの『セキュリティのみ』は未インストバージョンでもインストールできてしまう手抜き仕様となっています。バージョン間違いにはお気をつけください。詳細はこちらの記事をご覧くださいませ。

インストールが上手くいかない場合、D3DCompiler_47.dllを入れることで上手くいくようになります。 (D3DCompiler_47.dll(KB4019990)直リンク: 64bit / 32bit)

 

KB4534978 (Windows8.1系用) ファイル直リンク:64bit 3.5(KB4532961)4.5.2(KB4532962)4.6&4.6.1&4.6.2&4.7&4.7.1&4.7.2(KB4532970)4.8(KB4532951) / 32bit 3.5(KB4532961)4.5.2(KB4532962)4.6&4.6.1&4.6.2&4.7&4.7.1&4.7.2(KB4532970)4.8(KB4532951) | 8.1系その他のエディション
Win8.1用.NETの『セキュリティのみ』のパッチです。3.5用、4.5.2用、4.6~4.7.2用、4.8用と分かれているため、必要なものだけどうぞ。全部をひとまとめにしたものはありません。

『セキュリティのみ』にバグ修正は含まれていませんが、『ロールアップ』は不具合率が高いため、お使いの.NET環境が安定している場合は『セキュリティのみ』の使用を推奨します。

なお、.NETの『セキュリティのみ』は未インストバージョンでもインストールできてしまう手抜き仕様となっています。バージョン間違いにはお気をつけください。詳細はこちらの記事をご覧くださいませ。

 

WindowsUpdateクライアントに配信分

KB4534310 (Windows7系用)
(※1:このパッチにテレメトリ関連有)
(※2:『セキュリティのみの品質更新プログラム』をインストールしている場合、このパッチはインストール不要)
(※3:このパッチに不具合有)
このパッチは『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』と呼ばれるパッチで、WindowsおよびIEのセキュリティアップデートと、非セキュリティアップデートが抱き合わせされたパッチです。

セキュリティマンスリー品質ロールアップ』は過去のパッチが累積されているため、過去に混入したテレメトリが入っています。テレメトリを避けてセキュリティアップデートを適用したい人は、このパッチは非表示にしてMicrosoft Updateカタログ産の『セキュリティのみの品質更新プログラム』を適用してください。

このパッチは『テレメトリ関連等を含むセキュリティマンスリー品質ロールアップリスト(備考3参照)』入りとします。

このパッチをインストールすると、

お使いのWindows7のサポートは終了しています

2020年1月15日以降、上記画像のように『お使いの Windows 7 のサポートは終了しています』と表示されるようになります。(過去に非表示化・無効化済みの場合は表示されません) 非表示および無効化は簡単にできます。詳細は以下の記事をご覧くださいませ。

このパッチには既知の不具合があります。

[ 既知の不具合 ]

備考: 上記更新プログラムを適用前に、KB4490628(2019年3月13日公開のサービススタックアップデート(SSU)) / KB4474419(SHA-2)を未適用の場合は適用して、PCを再起動する必要があります。これらの更新プログラムが適用された後、2020年1月15日公開の最新SSUのKB4536952も適用しておくことが強く推奨されています。最新SSUを適用することで更新プログラムのインストール時に発生する可能性のある問題が緩和されるとのことです。

なお、WindowsUpdateクライアント経由の場合は、まず月例等の更新プログラムが降ってきて、WindowsUpdateの確認2回目以降に(正確には適用する更新プログラムが最新SSU以外に何もなくなったら)最新SSUが降ってくる挙動になっています。

 

KB4534297 (Windows8.1系用)
(※1:このパッチにテレメトリ関連有)
(※2:『セキュリティのみの品質更新プログラム』をインストールしている場合、このパッチはインストール不要)
(※3:このパッチに不具合有)
このパッチは『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』と呼ばれるパッチで、WindowsおよびIEのセキュリティアップデートと、非セキュリティアップデートが抱き合わせされたパッチです。

セキュリティマンスリー品質ロールアップ』は過去のパッチが累積されているため、過去に混入したテレメトリが入っています。テレメトリを避けてセキュリティアップデートを適用したい人は、このパッチは非表示にしてMicrosoft Updateカタログ産の『セキュリティのみの品質更新プログラム』を適用してください。

このパッチは『テレメトリ関連等を含むセキュリティマンスリー品質ロールアップリスト(備考3参照)』入りとします。

このパッチには既知の不具合があります。

[ 既知の不具合 ]

  • クラスタ共有ボリューム(CSV)上のファイルやフォルダの名前を変更した場合、『STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL (0xC00000A5)』エラーが発生して失敗する場合があります。これは管理者権限がないプロセスからCSV所有者ノードで操作を実行したときに発生します。この不具合は、管理者権限を持つプロセスから操作を行うか、CSV所有者ではないノードから操作を実行することで回避できます。
備考: 上記更新プログラムを適用前に、2019年11月14日公開の最新のサービススタックアップデート(SSU)のKB4524445を適用することをMicrosoftは強く推奨しています。SSUを適用することで更新プログラムのインストール時に発生する可能性のある問題が緩和されるとのことです。

なお、WindowsUpdateクライアント経由の場合は、まず月例等の更新プログラムが降ってきて、WindowsUpdateの確認2回目以降に(正確には適用する更新プログラムが最新SSU以外に何もなくなったら)最新SSUが降ってくる挙動になっています。

 

KB890830ファイル直リンク: 7/8.1共用 64bit / 32bit | その他のエディション
いつもの悪意のソフトウェア削除ツール。

 

KB4535102 (Windows7系用)
Win7にのみ配信。.NETの『セキュリティと品質ロールアップ』。このパッチには.NETのバグ修正が含まれているものの、.NETの『セキュリティと品質ロールアップ』はこれまでに描画異常文字の『□□□』化現象などが発生しており、不具合発生率は高めです。お使いの.NET環境が安定しているのであれば『セキュリティのみ』の適用を推奨します。.NETの『セキュリティのみ』に関しては記事上部に掲載していますのでそちらをご覧くださいませ。

(『セキュリティと品質ロールアップ』をMSカタログから手動でダウンロードする場合はMSカタログ: KB4535102へどうぞ。ダウンロードページには複数のファイルがあるため、どのパッチがどのバージョン用になるかはこちらページでご確認ください。全部をひとまとめにしたものはありません。必要なものだけどうぞ。もし、インストールが上手くいかない場合、D3DCompiler_47.dllを入れることで上手くいくようになります。 (D3DCompiler_47.dll(KB4019990)直リンク: 64bit / 32bit))

 

KB4503548 (Windows7系用)
Win7用.NET 4.8。不要であれば特に入れる必要はありません。

 

KB4497410 (Windows7系用)
上記Win7用.NET 4.8(KB4503548)をインストールした場合、再度WindowsUpdateを実行すると言語パック(KB4497410)が降ってきます。言語パックを適用すると.NETの内部的なエラーメッセージなどが日本語になります。入れなくてもアプリケーションの動作には影響しないため、不要であれば入れる必要はありません。

 

KB4535104 (Windows8.1系用)
Win8.1にのみ配信。.NETの『セキュリティと品質ロールアップ』。このパッチには.NETのバグ修正が含まれているものの、.NETの『セキュリティと品質ロールアップ』はこれまでに描画異常文字の『□□□』化現象などが発生しており、不具合発生率は高めです。お使いの.NET環境が安定しているのであれば『セキュリティのみ』の適用を推奨します。.NETの『セキュリティのみ』に関しては記事上部に掲載していますのでそちらをご覧くださいませ。

(『セキュリティと品質ロールアップ』をlMSカタログから手動でダウンロードする場合はMSカタログ: KB4535104へどうぞ。ダウンロードページには複数のファイルがあるため、どのパッチがどのバージョン用になるかはこちらページでご確認ください。全部をひとまとめにしたものはありません。必要なものだけどうぞ)

 

KB4486105 (Windows8.1系用)
Win8.1用.NET 4.8。不要であれば特に入れる必要はありません。

 

KB4087514 (Windows8.1系用)
上記Win8.1用.NET 4.8(KB4486105)をインストールした場合、再度WindowsUpdateを実行すると言語パック(KB4087514)が降ってきます。言語パックを適用すると.NETの内部的なエラーメッセージなどが日本語になります。入れなくてもアプリケーションの動作には影響しないため、不要であれば入れる必要はありません。

 

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