HDD終わる説 vs. HDD出荷台数増加説。業界でも意見が分かれる

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HDD終わる説と、HDD出荷台数増加説とで意見が分かれているようです。海外メディアのBlocks and Filesが報じました。

Pure Storageは、近い将来に新しいHDDが販売されなくなると主張している。Pure Storage CEOであるCharlie Giancarlo氏は2023年6月に「HDDの時代は終わりに近づいています。私たちは、5年以内に新しいHDDが販売されなくなると予測しています」と述べた。

しかし、Coughlin Associates CEOであるThomas Coughlin氏は異なる見解を示している。Coughlin Associatesが発行しているデジタル・ストレージ・テクノロジー・ニュースレターには、2028年までのストレージの出荷容量予測と、HDDの出荷台数予測が掲載されている。それが、以下だ。

ストレージ出荷容量予測
ストレージ出荷容量予測

HDD出荷台数予測
HDD出荷台数予測

Coughlin Associatesのレポートには「上記チャートは2028年までのHDD、SSD、磁気テープの出荷予測です。大幅な景気後退がない限り、AI、IoT、メディア、エンターテインメント、医療アプリケーションなどがストレージ需要の増加を牽引すると予想されます。これにより、HDD、SSD、磁気テープの出荷容量が増加すると見込まれます」と記されている。

2枚目のグラフは黄色のバーが3.5インチHDD、青色のバーが2.5インチHDDだ。HDD出荷台数は、2024年の15万台から、2028年には20万台強へと増加することが予測されている。

もちろん、これは予測であり、業界内でも意見が分かれていることは留意されたい。Thomas Coughlin氏はHDDの成長を信じているが、Charlie Giancarlo氏はHDDの終わりが来ると述べている。どちらの見方が正しいかは2028年までに明らかになるだろう。

[Source: Blocks and Files

2028年はまだまだ先ですが、いったいどうなっているでしょうか。

Posted by にっち