16ピンケーブル(12V-2x6)はどれを使えばいい?グラボ付属?電源付属?メーカー9社の回答は

16ピンケーブル(12V-2x6ケーブルや12VHPWRケーブルとも呼ばれる)は、グラボ付属のものと電源付属のもの、どれを使用するべきでしょうか。
GeForce RTX 5000シリーズやRadeon RX 9000シリーズなど、16ピンコネクタ(12V-2x6コネクタ)を採用しているグラボには、従来の8ピンを16ピンケーブルへと変換するケーブルが付属しています。
しかし、最近の電源にも16ピンケーブルが付属しています。いったいどれを使用するべきなのか、YouTubeチャンネルのTech Overwriteがメーカーに問い合わせました。メーカー9社の回答がこちら。
メーカー9社の見解
▼グラボ付属の16ピン変換ケーブルを推奨するメーカー
- ASUS
- 「最適な使用体験を得るために、グラフィックスカードに付属しているGPUアダプターの使用を推奨します」
- MSI
- 「弊社(MSI)は、グラフィックスカード付属アダプターの使用を公式に推奨しています」
- Gigabyte
- 「グラフィックスカードに同梱されている純正ケーブルは、最適な互換性がテスト・検証されているため、こちらの使用を強く推奨いたします」
▼電源(PSU)付属のネイティブ16ピンケーブルを推奨するメーカー
- SilverStone
- 「お使いの電源ユニットにネイティブの12VHPWRコネクタ・ケーブルがある場合は、そちらの使用を推奨いたします」
- ZOTAC
- 「可能であれば電源付属のネイティブケーブルを使用することを推奨いたします」(ZOTACの補足によると、16ピン変換ケーブルは、16ピンコネクタのないATX 2.xといった旧世代電源向けのものとのこと)
▼グラボ付属でも電源付属でもどちらでもよいとするメーカー
- Sapphire
- 「どちらのケーブルでもグラボに電源供給が可能です。どちらでも動作いたします」
- Thermaltake
- 「特定の接続方法を推奨はしていません。どの方法で接続いただくかはお好みに合わせてご選択ください。どちらの方法でもご利用いただけます」
- Gainward
- 「どちらもお使いいただけます。グラボ付属の16ピン変換ケーブルは、電源ユニットにネイティブの12VHPWRケーブルが付属していないお客様向けのものです」
- Palit
- 「どちらもお使いいただけます。グラボ付属の16ピン変換ケーブルは、電源ユニットにネイティブの12VHPWRケーブルが付属していないお客様向けのものです」(Gainwardと完全に同じ回答でした。余談ですがPalitもGainwardも同系列の会社です)
結論と余談
結論として、各メーカーごとの見解はバラバラです。
一概に「これがいい」ということは難しく、各メーカーの見解をもとに、ユーザー側で判断するしかありません。
以下、余談ですが、一部のGeForce RTX 5000シリーズ環境において、グラボ付属の16ピン変換ケーブルを使用すると動作が不安定になるとの報告が出ています。その場合、電源付属の16ピンケーブルへと交換するだけで、安定するようになったと報告されています。
もし、GeForce RTX 5000シリーズの動作が不安定という方は、ぜひ、以下の記事をご一読ください。
























