KB4601319適用後、『ファイル履歴』等が機能しなくなる不具合。回避策あり

WindowsUpdate

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2021年2月10日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 バージョン20H2 / 2004用KB4601319を適用後、一部環境にて『ファイル履歴』や『ファイル履歴を使用してバックアップ』が正常に機能しなくなる不具合が発生しています。

KB4601319適用後、『ファイル履歴』等が機能しなくなる

ユーザーによる不具合報告

  • Windows10 バージョン20H2の『ファイル履歴』が機能しなくなりました。『設定』 → 『更新とセキュリティ』 → 『バックアップ』 → 『ファイル履歴を使用してバックアップ』 → 『その他のオプション』 → 『バックアップ オプション』と進んでいき、『今すぐバックアップ』を押しても『キャンセル』が表示されてバックアップが行われません。
    ファイル履歴を使用してバックアップ - バックアップが行われない

    『バックアップ オプション』ウィンドウ内下部の『詳細設定の表示』(または『コントロール パネル』 → 『ファイル履歴』)から『ファイル履歴』を開いて、『今すぐ実行』を押しても80070005エラーが表示されてバックアップができません。
    ファイル履歴 - 80070005エラー

  • まったく同じ問題が発生しています。
  • 私もまったく同じ問題を抱えています。KB4601319が原因だと99%確信しています。KB4601319をアンインストールすると不具合が発生しなくなります。KB4601319を再度適用すると再発します。この不具合は『c:\windows\system32\fhcfg.dll』が原因となっているようです。このdllをKB4601319以前のdllに置き換えると『ファイル履歴』が動作するようになります。
  • ↑この投稿に感謝します。KB4601319をアンインストールすると問題が解決しました。

上記報告は海外のMicrosoftコミュニティに寄せられており、KB4601319適用後から『ファイル履歴』や『ファイル履歴を使用してバックアップ』が機能しなくなったとの報告が複数件出ています。

現時点での回避策は、KB4601319をアンインストールするか、『c:\windows\system32\fhcfg.dll』をKB4601319以前のものに置き換えることで、再び『ファイル履歴』が機能し、バックアップができるようになるとのこと。なお、KB4601319はセキュリティアップデートのため、アンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。

この不具合はあくまでも一部環境でのみ発生し、全ての環境で発生するわけではありません。 (自環境でテストしたところ発生しませんでした) また、不具合が発生する詳細な条件は判明していません。