ES版Radeon RX 9080 XT (仮称)に関する情報が浮上。GeForce RTX 5080 SUPERキラーとなるか
ES版Radeon RX 9080 XT (仮称)に関する情報が出てきました。YouTubeチャンネルのMoore’s Law is Deadが報じました。
AMDがより強力なグラフィックスカード(グラボ)の開発に取り組んでいるとの情報を得たので紹介したい。まず最初に言っておきたいことは、そのグラボの正式名称は不明だということだ。PCゲーマー向けに発売されるかどうかもわからないが、便宜上、ES版Radeon RX 9080 XTと呼ぶことにする。ESはエンジニアリングサンプルの略称だ。 このES版Radeon RX 9080 XTだが、Radeon RX 9070 XTよりもかなり強力な性能を有する。約1~2か月前、信頼できる情報筋の1人がAMDのテストラボでRDNA 4のサンプルを見つけた。そのサンプルことES版Radeon RX 9080 XTは、ゲームプレイ時に3.4~3.7GHzで動作していた。さらにVRAMは32GB GDDR7 (256-bit)が搭載されていた。いくつかのサンプルの中には消費電力が450Wを超えるものもあった。(※参考までにRadeon RX 9070 XTは64CU / ブースト2970MHz / 304W) そしてそのベンチマーク結果は、リファレンススペックのRadeon RX 9070 XTよりも15~45%も高い結果を示した。Radeon RX 9070 XT比で4K解像度において平均28%のパフォーマンス向上が見られたという。 これはGeForce RTX 5080を上回るだけでなく、いずれ発売されるであろうGeForce RTX 5080 SUPERにも匹敵する可能性がある。情報筋によると、GeForce RTX 4090とも互角に戦える可能性があるという。 これは新しいアーキテクチャではなく既存のRDNA 4で、より高速なコアクロックと帯域幅の増加によって達成されている。そのため、一部のゲームでは帯域幅の増加による恩恵はあまりないかもしれない。 また、これらのサンプルはFSR 4の最新バージョンでもテストされていた。これはFSR Redstoneのことだと思われる。 これが1~2か月前に私が聞いた話だ。その当時は1人の情報筋からしかこの話を聞けなかったため、私は動画にはしなかった。 今では状況が違う。別の情報筋やAIBで働く人から新たな情報を得られた。彼らがAMDの担当者から聞いた話によると、AMDは2025年後半により強力なRDNA 4製品をリリースする予定だという。 このエンジニアリングサンプルがいつ登場するのか、そして実際に購入できるようになるのかはどうかはわからない。しかし、AMD社内にはGeForce RTX 5080 SUPERキラーが眠っており、AMDが望めばそれを発売することができることは確かなようだ。 最後にES版Radeon RX 9080 XTのGPUについてだが、基本的にはNavi 48 GPU (最大64CU)を採用するが、完全に同じではない。上記のような性能を達成するために何らかの変更が加えられているだろう。暫定的にこれをNavi 48Xと呼ぶことにする。この何らかの変更については私の推測だが、プロセスノードを現行のTSMC N4Pから、N4XもしくはN3Xへと変更されると見ている。これらへと変更することで、Navi 48Xでは高クロックを達成できるようになるはずだ。 ― Moore’s Law is Dead |
実際のところどうなるかは定かではありませんが、この話が本当ならRadeonファンにとっては楽しみな製品ですね。はたして発売されるのでしょうか。