Radeon RX 9070 XTにGDDR6メモリガチャ。SK hynix製だと当たり、Samsung製だとわずかに低パフォーマンス
Radeon RX 9070 XTに搭載されているVRAM GDDR6メモリは、Samsung製だとわずかにパフォーマンスが低いことが判明しました。海外メディアのWCCF TECHが報じました。
中国のテックレビュアーである51972氏がbilibiliに投稿した動画によると、Radeon RX 9070 XTで使用されているGDDR6メモリはSK hynix製とSamsung製があり、後者だと1~2%ほど性能が劣るという。 3DMark Speed Wayのスコアが以下だ。
Samsung製GDDR6メモリを採用したRadeon RX 9070 XTは、SK hynix製GDDR6のものよりGPUクロックが高クロックであってもスコアが低い。 いったいなぜこのような差があるのか、51972氏がAMD ChinaのFAEチームに確認をとったところ、これはたしかにSamsung製GDDR6メモリに起因しているという。 Samsung製GDDR6メモリはタイミングが緩めに設定されており、SK hynixのものよりもレイテンシが高いという。調べたところ、SK hynix製GDDR6メモリを搭載したRadeon RX 9070 XTの最大レイテンシは350~360nsだったのに対し、Samsung製を搭載したものは370~380nsと、わずかに高いレイテンシを示した。 ― WCCF TECH |
上記リストを見たところ、SK hynix製を使用しているメーカーはASUS、ASRock、Gigabyte、XFX、PowerColor、YESTON。一方、Samsung製を使用しているメーカーは、PowerColor、YESTON、Sapphire、VASTARMORと記されています。
同じメーカーでもSK hynix製とSamsung製の両方を使用しているところがあります。また、SK hynix製を採用しているメーカーであっても、グラボやロットによってはSamsung製を使用している可能性があることはご留意ください。購入してGPU-Z等で確認するまではどちらのGDDR6メモリを採用しているかわからないため、ガチャ状態となっています。
性能差的には1~2%程度とわずかではありますが、少しでも高性能な方を入手したいというのが消費者としての心境でしょう。