【アプデ】 2018年7月19日、『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』KB4338821 / KB4338831が配信 7月度のBSoDバグの修正入り

Windows,WindowsUpdate

2018年7月19日、Windows7 / 8.1のWindowsUpdateに.NETの非セキュリティアップデートと、同じく非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』が配信されました。

通常の予定日となる7月18日から1日遅れとなります。今年に入ってから2018年1月度2月度3月度5月度6月度と遅刻をしており、もはや遅刻でないことの方が珍しい配信状況となっています。遅刻でないことの方が珍しいWindowsUpdate、バグのない方が珍しいWindowsUpdate。Microsoftさんはこの状況をもっと深刻に捉えた方がよろしいのではないでしょうか。

それはともかくとして。

今回の『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』には2018年7月度から発生しているBSoDバグの修正が含まれています。以下、Windows7 / 8.1向けのザックリ説明になります。

KB4338821 (Windows7系用)
(※1:このパッチにテレメトリ関連有)
(※2:このパッチに不具合有)
Windows7に配信。このパッチは非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』と呼ばれるオプションの詰め合わせパッチです。名前からもわかるようこのパッチはプレビュー版です。人柱になりたくない人は非表示入りをおすすめします。このパッチはセキュリティパッチではないため、入れなくてもセキュリティ上の問題はありません。

と、ここまでがいつものテンプレです。今回のパッチは2018年7月度から発生しているBSoD等の既知の不具合の修正が含まれています。

[ 修正された不具合 ]

  • 2018年7月度のKB4338818適用後、ネットワークのモニタリング処理が行われると一部の環境で0xD1ストップエラー(BSoD)が発生する場合がある不具合。
  • 2018年7月度のKB4338818適用後、SQLサービスを再起動すると『Tcp port is already in usek』エラーが出る場合がある不具合。
  • 2018年7月度のKB4338818適用後、World Wide Web Publishing Service(W3SVC)を停止しようとすると、完全には停止せず、再開もできないもできない不具合。

その他の内容についてはこちら(日本語)こちら(英語)をご参照くださいませ。といっても、他はタイムゾーンの修正だけなので、概ね7月度の『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』の修正版といったような内容になっています。入れるか入れないかの選択はお任せいたします。

マンスリー品質ロールアップのプレビュー』は過去のパッチが累積されているため、過去に混入したテレメトリが入っています。テレメトリ入りということでこのパッチは『入れなくても良いKBリスト』入りとします。

また、このパッチは以下の既知の不具合があります。

[ 既知の不具合 ]

  • 一部環境でネットワークインターフェイスコントローラが動作しなくなる。この不具合に遭遇した場合、下記の手順でドライバを再インストールするようMicrosoftは案内しています。

    1. ネットワーク デバイスを確認するには、devmgmt.msc を起動します。[そのほかのデバイス] に表示されることがあります。

    2. NIC を自動的に再検出してドライバーをインストールするには、[操作] メニューから [ハードウェア変更のスキャン] を選択します。

    a. または、デバイスを右クリックして [更新] を選択して、ネットワーク デバイスのドライバーをインストールします。 次に、[ドライバー ソフトウェアの最新版を自動検索] または [コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索] を選択します。

    原文ママです。意味不だと思うので少しだけ補足。『1.』は[Winキー] + [Rキー]で『ファイル名を指定して実行』を開き『devmgmt.msc』を入力するということです。その後の 「[そのほかのデバイス] に表示されることがあります」 は 「本来は[ネットワーク アダプター]のカテゴリ内に表示されるべきデバイスが[ほかのデバイス]の中に表示されることがある」 という意味です。ネットワークデバイスを見つけたら、『2.』の手順でドライバを入れなおせば直るとのことです。


KB4338831
(Windows8.1系用)
(※:このパッチにテレメトリ関連有)
Windows8.1に配信。このパッチは非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』と呼ばれるオプションの詰め合わせパッチです。名前からもわかるようこのパッチはプレビュー版です。人柱になりたくない人は非表示入りをおすすめします。このパッチはセキュリティパッチではないため、入れなくてもセキュリティ上の問題はありません。

と、ここまでがいつものテンプレです。今回のパッチは2018年7月度から発生しているBSoD等の既知の不具合の修正が含まれています。

[ 修正された不具合 ]

  • 2018年7月度のKB4338815適用後、ネットワークのモニタリング処理が行われると一部の環境で0xD1ストップエラー(BSoD)が発生する場合がある不具合。
  • 2018年7月度のKB4338815適用後、SQLサービスを再起動すると『Tcp port is already in usek』エラーが出る場合がある不具合。
  • 2018年7月度のKB4338815適用後、World Wide Web Publishing Service(W3SVC)を停止しようとすると、完全には停止せず、再開もできない不具合。

その他の内容についてはこちら(日本語)こちら(英語)をご参照くださいませ。入れるか入れないかの選択はお任せいたします。

マンスリー品質ロールアップのプレビュー』は過去のパッチが累積されているため、過去に混入したテレメトリが入っています。テレメトリ入りということでこのパッチは『入れなくても良いKBリスト』入りとします。

 

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