Microsoft、KB5034441の続報を発表。Windows回復環境がなければインストール不要。確認を

WindowsUpdate

KB5034441の続報

Microsoftは、KB5034441の続報を発表しました。

KB5034441とは、2024年1月10日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用セキュリティ更新プログラム。多くのPC環境で0x80070643エラーが表示されてインストールに失敗する不具合が発生しているため、問題となっています。

本件について、Microsoftは2024年1月18日付け(現地時間)で追加で以下のように述べています。

PCにWindows回復環境(WinRE)が構成されていない場合は、KB5034441をインストールする必要はありません。その場合、エラーでインストールできなくても無視してください。Windows回復環境が構成されているかどうかは以下の手順で確認できます。

  1. コマンドプロンプト(管理者として実行)を開いてください
  2. 『reagentc /info』と入力してエンターキーを押してください
  3. 『Windows RE の状態』が『Enabled』となっていればWindows回復環境が構成されています。『Disabled』となっていればWindows回復環境は構成されていません
    Windows回復環境が構成されているかどうかの確認
[Source:Microsoft

Microsoftによると、上記コマンドを実行して『Disabled』と表示されたらKB5034441をインストールできなくても無視して良いとのことです。

『Enabled』となっているにも関わらずインストールできない場合は、現時点では手動で回復パーティションサイズに250MB以上の空き容量を増やす必要があります。この手順は一般PCユーザーには難しいため、自信がない場合はおすすめいたしません。

現在、Microsoftはこの問題に取り組んでおり、手動で回復パーティションサイズを変更する以外にも、何かしら別の手段でアップデートできるよう改善を予定しています。

2024/5/2追記
Microsoftは不具合の修正を諦めました。詳細は以下の記事をご覧ください。

  Microsoft、KB5034441の不具合の修正を諦める