BCAがMicrosoftに怒りのオープンレター「いい加減にしてくれ」。Edgeゴリ押しはやめて公平なブラウザ競争を

ブラウザ

Microsoft Edge

BCAがMicrosoft CEOであるサティア・ナデラ氏宛てに「Microsoft、いい加減にしてくれ」と題したオープンレターを公開しました。

BCA (Browser Choice Alliance)とは、Google ChromeやOpera、Vivaldiなど、複数のブラウザベンダーで構成される団体。そのBCAがMicrosoftに対して公開したオープンレター(公開状 / 公開書簡)が以下。

Microsoft、いい加減にしてくれ
(Dear Microsoft, Enough is Enough)

Microsoft CEOサティア・ナデラ様へ

Microsoftは広く普及しているWindows OSや多くの生産性向上アプリ、その他の重要アプリの供給者として圧倒的な優位性を利用し、ユーザーの選択肢を制限・歪曲・妨害する手段によって、自社開発のブラウザであるMicrosoft Edgeの使用をユーザーに強要しています。その手法には以下のようなものが含まれます。

  • Windowsデバイスに競合ブラウザのプリインストール機会が奪われている
  • 競合ブラウザをダウンロードしようとしているユーザーに、Microsoft専用のプロモーションエリアで押し付けがましく混乱を招くメッセージを表示
  • システムアップデートを利用してユーザーの既定ブラウザをMicrosoft Edgeに戻そうとしたり、既定ブラウザをMicrosoft Edgeに切り替えさせるようなインターフェースを表示
  • TeamsやOutlook内のリンクにおいて、ユーザーが選択した既定のブラウザを無視
  • Windowsの主要なアクセスポイント(Windows検索やウィジェットなど)をMicrosoft Edgeに固定
  • 既定のブラウザを切り替えるための競合他社のワンクリック切り替え機能を妨げる

このような行為により、PCユーザーは好みのブラウザを選択して使用することが不必要に困難になっており、場合によっては不可能にさえなっています。

私たちBCAはMicrosoftに対して、ユーザーを尊重し、以下の変更を直ちに世界規模で実施するよう求めます。

  • Windows PCメーカーに対し、ブラウザのプリインストールやデフォルト設定について、各ブラウザベンダーが競争できるようにする
  • ほかのブラウザをダウンロードしようとしているユーザーを標的としたダークパターンを廃止する(既定のブラウザとして利用する場合を含む)
  • ユーザーが「ワンクリック」で既定ブラウザを切り替えられる機能を復活させる(関連するすべてのファイル形式、アプリ(PDFを含む)を含む)
  • すべてのWebリンクを、ユーザーが選択した既定のブラウザで開くようにする
  • ユーザーがほかのブラウザを検索している場合など、Windows上でEdgeを推奨するMicrosoft独自のバナーを廃止する
  • OSのアップデートを利用して既定のブラウザをMicrosoft Edgeへと戻そうとする行為をやめる
  • サードパーティ製ブラウザをブロックするSモードデバイスの制限的な設定を撤廃する
― BCA

MicrosoftはWindows10やWindows11 OS、Microsoft Edgeブラウザ、Bing上で大企業とは思えないような信じられない行為をしてきました。

OSの検索ボックスにMicrosoft Edgeを既定ブラウザにするよう促す広告を表示したり、『設定』画面でMicrosoft Edgeを既定ブラウザへと戻すよう促したりChromeの使用を思いとどまらせようとするポップアップをMicrosoft Edgeに表示したりBingに「1300ポイントやるからChromeはやめてEdgeを使おう!」的な広告を掲載したり、Microsoft公式で偽の『Microsoft Edgeアンインストールページ』を公開してアンインストール方法を一切紹介せずただただEdgeがChromeより優れていることをアピールしたり。

挙げると割ときりがありません。「おいおい……いくらなんでもさすがにそんなことしないだろ」と思われたでしょうか。ぜひリンク先をご覧ください。すべて事実です。

Edgeに表示される紛らわしいポップアップ
Chromeの使用を思いとどまらせようとするポップアップ

BCAはこうしたMicrosoftのEdgeゴリ押し行為に対して怒り示し、公平なブラウザ競争をできるようにし、ユーザーの選択を尊重するよう訴えています。

Posted by にっち