Nova LakeのiGPUはXe3とXe3Pの両方を使用?デスクトップCPUはXe3PじゃなくてXe3?

IntelのNova LakeデスクトップCPU (Nova Lake-S)のiGPUはXe3Pと言われていましたが、Xe3に留まるという話が出てきました。海外メディアのVideoCardzが報じました。
情報筋によると、Intel Nova LakeのGPUタイルは、Xe3とXe3Pの両方を使用するという。Nova Lakeは、以下の5つのバリアントがあるとされている。
これらのバリアントのほとんどはXe3を採用する。Nova Lake-Hは12コアのXe3Pを採用し、Panther Lakeの12コアXe3製品の後継になる。 Nova Lake-U、Nova Lake-HX、Nova Lake-S、dGPUを搭載したゲーミングノートPC向けNova Lake-HはすべてXe3を採用する。Nova Lake-Uの一部モデルではXe3Pを採用する可能性があるとされている。 ― VideoCardz |
情報が錯綜しています。2025年10月、Intel従業員であるLucas De Marchi氏はLinuxカーネルメーリングリスト(Linux kernel mailing list / LKML)にて、以下のように述べています。
Xe3Pアーキテクチャのサポートを開始いたします。グラフィックスバージョン35とXe3p_xpc IPの汎用サポート、メディア向けXe3p_LPM IP、ならびに複数のIPを組み合わせたNova Lake-S (NVL-S)のサポートが含まれています。 ― Intel, Lucas De Marchi |
ニュアンス的にはNova Lake-SはXe3P、と、受け取れるはずです。
しかし、VideoCardzが情報筋から得た話によると、Nova Lake-SはXe3Pではなく、Xe3に留まるとのこと。IntelのLucas De Marchi氏の発言と、VideoCardzの情報筋との間で齟齬が生じています。予定が変わったのか何なのか、どちらが正しいのか現時点では判断が付きません。
なお、Xe3Pは、Xe3の後継アーキテクチャにあたり、Xe3よりも高性能になることが期待されています。
もし、VideoCardzの話が正しければ、Nova LakeデスクトップCPUにXe3Pの採用を期待していた人にとっては残念なお知らせですね。






























