ASUSがグラボとマザーボードを魔改造!PCIeスロットから250W給電可能に!変態だけど実用的。仕組みはいったい
ASUSがグラボとマザーボードを魔改造してPCIeスロットから250W給電を可能にしました。中国語圏メディアのIT之家が報じました。
ASUS China GMであるTony Yu氏が、魔改造を施したグラボとマザーボードのコンセプトモデルを披露した。それは、マザーボードのPCIeスロットから直接グラボに最大250Wの電力を供給するというものだ。 通常、マザーボードのPCIeスロットから供給できる電力は最大75Wだが、それを大きく上回る。 この新しい給電方式は、GeForce RTX 5060 Tiのようなミッドレンジグラボや、ローエンドグラボを対象としている。 仕組みとしては、PCIeスロットの前方にあるピンを活用する。 グラボ側は表裏合わせて5本の12Vラインを統合して銅箔の面積を増やし、マザーボードのスロット側は端子の幅と厚みを強化してより導電性の高いものへと置き換えることで電力の供給許容量を向上させている。 増えた分の電力はマザーボードに追加された8ピンコネクタから供給される。 この魔改造されたPCIeスロットは、互換性に影響を与えることはない。上記のような特別仕様のグラボだけでなく、普通のグラボやPCIeカードも使用できる。 ― IT之家 |
これはかなりアリではないでしょうか。250W以下のグラボであれば補助電源ケーブル不要で使用でき、見た目的にも良く、配線をスッキリさせることができます。
1つ謎なのは、マザーボードのPCIeスロット75W + 8ピン150Wだと合計225Wで、250Wに達しないところ。おそらくはどこかから足りない25Wを得ているのでしょうが、その辺の詳細までは明らかにされていません。
GC-HPWRコネクタといい、NVMe M.2 SSDを搭載できるGeForce RTX 5080といい、近年のASUSさんは変態っぷりに磨きがかかってますね。