ZOTAC、GeForce RTX 5060 Ti用VBIOS公開。特定環境で起動時にブラックスクリーンになる不具合を修正
ZOTACは、同社製GeForce RTX 5060 Ti用VBIOSアップデートを公開しました。
一部の古いPC環境において、GeForce RTX 5060 Tiを搭載すると、PC起動後にブラックスクリーン(画面が真っ黒、何も表示されない状態)になって、Windowsが表示されないという不具合が発生しています。
ZOTACは、この不具合が発生している環境用にVBIOSのアップデートを公開しました。なお、この不具合が発生していない場合、VBIOSのアップデートは不要とされています。
VBIOSアップデートをグラボに適用するには、Windowsを表示させる必要があります。Windowsを表示させるために、まずは以下のいずれかの回避策を試すようZOTACは案内しています。
- マザーボードのBIOSを最新のものにする
- Legacy / CSMではなくUEFIブートで起動する
- 別のGPU (例えば、CPU内蔵のiGPUを使用したり、2枚目のグラボを挿したり)で起動する。または、ほかにPCがあればそっちにGeForce RTX 5060 Tiを取り付けて起動する
- Windowsをセーフーモードで起動する
これらの回避策でWindowsが表示されるようになったら、ZOTAC WebサイトのGeForce RTX 5060 Tiページからお持ちのグラボページへと移動して、『ダウンロード』セクションより『BIOS』を選択し、『UEFI Firmware Update Tool for RTX 5060 Ti Series』をダウンロードしてください。
ダウンロードしたzipファイルを解凍して、『.exe』ファイルを実行し、画面上の指示にしたがってアップデートを行ってください。アップデート後、PCを再起動すれば完了です。
以下、余談ですが、メーカーを問わない汎用的なVBIOSアップデートがNVIDIAからも公開されています。ZOTAC製品以外でこの不具合が発生する場合は『GeForce RTX 5060 Ti / RTX 5060用ファームウェアアップデート公開。ブラックスクリーンの不具合を修正』のページをご覧ください。