PCが起動しなくなる不具合あり。2023年4月12日のWindows11 21H2用更新プログラムにご注意

WindowsUpdate

Windows11 Issue

2023年4月12日公開予定のWindows11 バージョン21H2のセキュリティ更新プログラムは、インストールすると、環境によってはPCが起動しなくなる恐れがあります。

どういうことかと申しますと、2023年3月29日に公開されたWindows11 21H2用プレビューリリースKB5023774には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

KB5023774(およびそれ以降の更新プログラム)をインストールすると、ExplorerPatcherやStartAllBackなどのサードパーティ製のUIカスタマイズアプリを使用している環境において、Windowsが起動しなくなる恐れがあります。

この不具合を回避するには、KB5023774(およびそれ以降)をインストールする前に、サードパーティ製のUIカスタマイズアプリをアンインストールするようMicrosoftは案内しています。

Microsoftによると、KB5023774以降の更新プログラムをインストールすると、ExplorerPatcherやStartAllBackなどのサードパーティ製のUIカスタマイズアプリを使用しているとPCが起動しなくなる恐れがあるとのこと。

Windows11の更新プログラムは累積されるため、2023年4月12日公開予定のセキュリティ更新プログラムにもこの不具合が内包されています。

プレビューリリースにはセキュリティアップデートが含まれていないため、インストールはおろか情報自体もスルーしている方は少なくないと思います。どうかお気をつけください。

この不具合は、Windows11 21H2の仕様変更に起因するもので、Windows側では修正されません。UIカスタマイズアプリ側での修正・アップデートが必要になります。もし、何かしらのUIカスタマイズアプリを使用されている場合は、アプリのページをご確認ください。アプリ側で修正されているようならアプリのアップデートを、修正されていないようならアンインストールしておくことを強く推奨いたします。

同様の不具合は以前からWindows11 22H2で発生していましたが、Windows11 21H2でも2023年3月29日のKB5023774から仕様変更により発生するようになりました。なお、Windows11 22H2に関してはアプリ側での修正が済んでいるため、『解決済み』とされています。