【Windows8.1】 WindowsUpdate 2022年12月 注意事項と各KBメモと直リンク KB5021294 / KB5021296等。まもなくサポート終了

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2022年12月14日にWindowsUpdateに配信およびMicrosoft Updateカタログに公開されたWindows8.1用更新プログラムKB5021294 / KB5021296等のザックリまとめです。この記事は足りない更新プログラムや不具合等が見つかった場合に随時更新いたします。

なお、Windows8.1は日本時間で2023年1月11日AM03:00に配信される更新プログラムをもって、OSのサポート終了となります。この日のWindowsUpdateを最後に、セキュリティ更新プログラムなどが提供されなくなります。また、Windows8.1では拡張サポート(Extended Security Update / ESU)が提供されません。

以下、2022年12月14日公開・配信分のザックリ説明&ファイルの直リンクになります。(OfficeやSkype等のMS製品類は割愛しています)

更新履歴
初版。

Microsoft Updateカタログ公開分 セキュリティのみの品質更新プログラム』/IE11/.NET

KB5021296 (Windows8.1系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit / 8.1系その他のエディション
(※:このパッチに不具合有)
Win8.1系用『セキュリティのみの品質更新プログラム』です。「余計なものは一切不要。当月分のOSのセキュリティアップデートだけでいい」という方はこのパッチを手動DLしてご利用くださいませ。このパッチをインストールすれば『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』はインストール不要です。

このパッチには既知の不具合があります。

[ 既知の不具合 ]

  • 2022年10月12日以降にリリースされた更新プログラムをインストールすると、ドメイン参加に『0xaac (2732): NERR_AccountReuseBlockedByPolicy』エラーで失敗する場合があります。この不具合は、2022年10月12日の更新プログラムでの仕様変更に起因しています。この不具合は一般ユーザーが影響を受けることはほぼありません。この不具合の詳細についてはこちらのページをご覧ください。
  • 2022年11月9日以降の更新プログラムをインストールすると、一部のアプリケーションが正常に動作しなくなる場合があります。具体的にはMicrosoft ODBC SQL Server Driver (sqlsrv32.dll)を使用するアプリが、データベースへのアクセスに失敗することがあります。お使いのアプリが『sqlsrv32.dll』を使用しているかどうかわからない場合は、コマンドプロンプトから『tasklist /m sqlsrv32.dll』を実行してください。このコマンドにより『sqlsrv32.dll』を使用しているアプリが実行されているかどうかがわかります。この不具合にお困りの場合は、2022年11月9日以降の更新プログラムを一時的にアンインストールしてください。なお、セキュリティ更新プログラムをアンインストールすると、脆弱性が未修正のままになるため注意が必要です。
備考: 上記更新プログラムを適用前に、2022年10月12日公開の最新のサービススタックアップデート(SSU)KB5018922を適用することをMicrosoftは強く推奨しています。SSUを適用することで更新プログラムのインストール時に発生する可能性のある問題が緩和されるとのことです。

 

KB5021081 (Windows8.1系用) ファイル直リンク:64bit 3.5(KB5020897) 4.6.2&4.7&4.7.1&4.7.2(KB5020899) 4.8(KB5020902) / 32bit 3.5(KB5020897) 4.6.2&4.7&4.7.1&4.7.2(KB5020899) 4.8(KB5020902) | 8.1系その他のエディション
Win8.1用.NETの『セキュリティのみ』のパッチです。3.5用、4.6.2~4.7.2用、4.8用と分かれているため、必要なものだけどうぞ。全部をひとまとめにしたものはありません。

『セキュリティのみ』にバグ修正は含まれていませんが、『ロールアップ』は不具合率が高いため、お使いの.NET環境が安定している場合は『セキュリティのみ』の使用を推奨します。

なお、.NETの『セキュリティのみ』は未インストバージョンでもインストールできてしまう手抜き仕様となっています。バージョン間違いにはお気をつけください。詳細はこちらの記事をご覧くださいませ。

 

WindowsUpdateクライアントに配信分

KB5021294 (Windows8.1系用)
(※1:このパッチに不具合有)
(※2:このパッチにテレメトリ関連有)
(※3:『セキュリティのみの品質更新プログラム』をインストールしている場合、このパッチはインストール不要)
このパッチは『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』と呼ばれるパッチで、WindowsおよびIEのセキュリティアップデートと、非セキュリティアップデートが抱き合わせされたパッチです。

セキュリティマンスリー品質ロールアップ』は過去のパッチが累積されているため、過去に混入したテレメトリが入っています。テレメトリを避けてセキュリティアップデートを適用したい人は、このパッチは非表示にしてMicrosoft Updateカタログ産の『セキュリティのみの品質更新プログラム』を適用してください。

このパッチは『テレメトリ関連等を含むセキュリティマンスリー品質ロールアップリスト(備考3参照)』入りとします。

このパッチには既知の不具合があります。

[ 既知の不具合 ]

  • 2022年10月12日以降にリリースされた更新プログラムをインストールすると、ドメイン参加に『0xaac (2732): NERR_AccountReuseBlockedByPolicy』エラーで失敗する場合があります。この不具合は、2022年10月12日の更新プログラムでの仕様変更に起因しています。この不具合は一般ユーザーが影響を受けることはほぼありません。この不具合の詳細についてはこちらのページをご覧ください。
  • 2022年11月9日以降の更新プログラムをインストールすると、一部のアプリケーションが正常に動作しなくなる場合があります。具体的にはMicrosoft ODBC SQL Server Driver (sqlsrv32.dll)を使用するアプリが、データベースへのアクセスに失敗することがあります。お使いのアプリが『sqlsrv32.dll』を使用しているかどうかわからない場合は、コマンドプロンプトから『tasklist /m sqlsrv32.dll』を実行してください。このコマンドにより『sqlsrv32.dll』を使用しているアプリが実行されているかどうかがわかります。この不具合にお困りの場合は、2022年11月9日以降の更新プログラムを一時的にアンインストールしてください。なお、セキュリティ更新プログラムをアンインストールすると、脆弱性が未修正のままになるため注意が必要です。
備考: 上記更新プログラムを適用前に、2022年10月12日公開の最新のサービススタックアップデート(SSU)KB5018922を適用することをMicrosoftは強く推奨しています。SSUを適用することで更新プログラムのインストール時に発生する可能性のある問題が緩和されるとのことです。

なお、WindowsUpdateクライアント経由の場合は、まず月例等の更新プログラムが降ってきて、WindowsUpdateの確認2回目以降に(正確には適用する更新プログラムが最新SSU以外に何もなくなったら)最新SSUが降ってくる挙動になっています。

 

KB890830ファイル直リンク: 8.1用 64bit / 32bit | その他のエディション
いつもの悪意のあるソフトウェアの削除ツール。

 

KB5021093 (Windows8.1系用)
Win8.1用.NETの『セキュリティと品質ロールアップ』。このパッチには.NETのバグ修正が含まれているものの、.NETの『セキュリティと品質ロールアップ』はこれまでに描画異常文字の『□□□』化現象などが発生しており、不具合発生率は高めです。お使いの.NET環境が安定しているのであれば『セキュリティのみ』の適用を推奨します。.NETの『セキュリティのみ』に関しては記事上部に掲載していますのでそちらをご覧くださいませ。

(『セキュリティと品質ロールアップ』をMSカタログから手動でダウンロードする場合はMSカタログ: KB5021093へどうぞ。ダウンロードページには複数のファイルがあるため、どのパッチがどのバージョン用になるかはこちらページでご確認ください。全部をひとまとめにしたものはありません。必要なものだけどうぞ)

 

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