KB5058411のインストールに失敗する、エラーが出る不具合。対処方法あり
一部のWindows11 24H2環境において、2025年5月14日に配信されたセキュリティ更新プログラムKB5058411のインストールに失敗するとの不具合報告が出ています。
不具合概要
一部環境において、日本時間で2025年5月14日にWindowsUpdateに配信されたWindows11 24H2用セキュリティ更新プログラムKB5058411のインストールに失敗するとの不具合報告が複数件出ています。
環境によっては『0x800f081f』『0x80070002』『0x80070306』などのエラーがWindows Updateに表示される場合があります。
なお、この不具合はあくまでも一部環境でのみ発生しているものであり、すべての環境で発生するものではありません。報告数はそれほど多くはなく、環境依存の可能性が高いものと思われます。少なくとも筆者環境では正常にインストールできました。
対処方法・回避策
更新プログラムをインストールできずにお困りの場合、システム要件を満たした通常のWindows11 PCは、『設定』 → 『システム』 → 『回復』 → 『Windows Update で問題を解決する』をお試しください。
その後、Windows Updateを実行して更新プログラムがインストールされるかどうかご確認ください。多くの場合、これでWindows Updateに成功するようになります。
なお、Windows11のシステム要件を満たしていない環境(TPM要件を満たしていないなど)に無理矢理Windows11をインストールしている非対応PC環境の場合は上記手順を実行しないでください。
Windows11非対応PCで実行すると、システム要件のチェックに引っ掛かって修復バージョンをインストールできず、以下のように、
『問題の修正』と表示されたままになります。Windows11非対応PCでは絶対に実行しないでください。
Windows11非対応PC環境の場合は、インストールメディアを使用したWindowsの上書きインストール(修復インストールとも呼ばれます)をお試しください。もし、Windows11対応PCで『Windows Update で問題を解決する』で解決しなかった場合もこちらの手順をお試しください
インストールメディアを使用した手順は以下の記事をご覧ください。Windows11非対応PC向け手順は記事下部に記しています。