KB4566782 / KB4565351適用で音が出なくなったりBSoDの不具合

WindowsUpdate

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2020年8月12日に公開・配信されたWindows10用更新プログラムKB456782 / KB4565351を適用すると、一部環境で音が出なくなったりBSoDが発生するとの報告が出ています。

サウンドと起動時にBSoDの不具合

ユーザーによる不具合報告

  • Windows10 v2004用KB4566782を適用後、音が出なくなり、サウンドデバイスも検出されなくなりました。それだけではありません。『Intel Virtualization Technology』が有効になっていると、Windows起動時にBSoDが発生します。BIOSで『Intel Virtualization Technology』を無効にすると正常に起動するようになりますが、私にとってこの機能は欠かせません。KB4566782をアンインストールすることで全て正常に戻りました。
  • Windows10 v1909用KB4565351を適用後、オーディオが機能しなくなりました。スピーカーに赤い×がついていて、オーディオ出力が有効になっていないと表示されています。ドライバをアンインストールして再起動したり、復元ポイントの実行も試みましたが動作しません。
  • このアップデートを適用してからUSBヘッドフォンから音が出なくなりました。トラブルシューティングを数回試しましたが直りません。

これらの不具合報告はMicrosoftコミュニティとRedditに寄せられており、一部環境でオーディオに関するトラブルが発生している模様です。ドライバのアンインストールや再起動、トラブルシューティングを実行しても効果はなく、唯一、該当KBをアンインストールすることで元に戻ったとの報告が出ています。

また、報告数は今のところ1件しか見かけませんが、『Intel Virtualization Technology』が有効だとWindows起動時にBSoDが発生する場合がある模様です。もし、同現象にお悩みの方は、まずはBIOSから『Intel Virtualization Technology』を無効にしてみてください。それで直るようなら、『Intel Virtualization Technology』が不要であればそのまま無効にしておくか、必要であればKB4566782のアンインストールをお試しくださいませ。

ただし、これらの更新プログラムはセキュリティアップデートのため、アンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。

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