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(Source:ComputerBase)

Cannon Lake Core i3-8121UのCPUダイが公開されました。パッケージ全体は45mm x 24mmで左側CPUダイの大きさは71mm²となり、その隣のチップセットはわずか47mm²とのことです。 「ん? チップセット?」 って思うかもしれませんが、右隣のダイはGPUではなくチップセットだそうです。

また、i3-8121UにはiGPUが搭載されていないと言われており、iGPUなしでCPUとチップセットがワンパッケージという珍しい構成になっています。

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Intelは10nm世代のCannon Lakeとなる『i3-8121U』をIntel ARKに追加しました。

スペックは2C/4T、ベースクロック2.2GHz、ターボクロック3.2GHz、TDP15W。モバイル向けのプロセッサですが、iGPUについては記載されていません。

i3-8121Uを搭載したノートPC『Lenovo IdeaPad 330 15ICN』が中国市場では既に販売されており、そのページにはdGPUとしてRADEON RX 540が搭載されている旨が書かれています。

これらのことから、i3-8121UにiGPUは未搭載との見方が海外メディア各所でされています。モバイル向けでiGPU未搭載というのは珍しいですね。

突如として登場したCannon Lakeですが、Intelは過去に 「2017年末までに少量の10nm製品を出荷する」 と述べていたため、今回のi3-8121Uがその少量の製品なのかもしれません。

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Intelは2018年第1四半期(1~3月)の決算報告10nm製品の遅れを発表しました。2017年10月末には 「2018年後半には多くの10nm製品が利用可能になる」 と伝えられていましたが、大量生産は2019年へと変更されました。遅れの原因については伝えられていません。

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Intel Rapid Storage Technologyドライバのリリースノートに下記の記述が見つかりました。

CFLはCoffee Lake、CNLはCannon Lakeで、X399はX299に続くチップセットとなります。つまり、IntelはCoffee LakeかCannon Lake、あるいは両方でHEDT CPUを計画しているようです。

Intel自らが公開していることと、上記のリストにはZ390も掲載されていることから、そう遠くないうちにIntelから発表があるかもしれません。

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(Source:下代Core i7-9700K具備8核心、16線程)

<ザックリ意訳>
台湾のマザーボードメーカーによると、第9世代のIntel Coreプロセッサはi7が8C16T、i5が6C12T、i3が4C8Tになる。これらは2018年後半にCannon Lakeとして登場するという。


上記内容が中国語圏メディアのHKEPCにて報じられました。

Intelの8C16TメインストリームCPUについては以前から2018年後半に登場するという噂が出ていました。その8C16T CPUのアーキテクチャについては『Ice Lakeで出る説』と『Coffee Lakeで出る説』があり、情報が錯綜していますが、今回の報道で『Cannon Lakeで出る説』が浮上してより一層錯綜してまいりました/(^o^)\

はたして、8C16TメインストリームCPUはどのアーキテクチャで真っ先に登場するのでしょうか。

2018/10/09追記
Intelが正式に8C16TとなるCore i9-9900K、他を発表しました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

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2017年10月26日、Intelのブライアン・クルザニッチCEOは2017年第3四半期(7~9月)の決算報告で、10nm世代について下記のように言及しました。

ブライアン・クルザニッチ
我々は2017年末までに少量の10nm製品を出荷する予定です。2018年後半には多くの10nm製品が利用可能になるでしょう。

同氏は2017年1月のCES 2017でも10nm世代となるCannon Lakeは 「2017年中に出荷予定」 と述べており、今回、再度明言した形となります。

しかし、最初は少量しか出荷されないため、海外メディアのLiliputingでは 「実際に入手できるようになるのは2018年中頃になるかもしれない」 といった予想もされています。

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(Source:TECH POWER UP / AnandTech)

IntelはCoffee Lakeから、全コアに掛かるターボクロックの公表を廃止しました。公開されるターボブーストのクロックは、1コアに掛かる最大クロックのみとなります。

理由は 「ターボクロックはシステム構成や作業負荷に依存するため」 としていますが、より詳細な説明はされていません。つまるところ、今後、1コアターボクロック以外は保証されなくなり、CPUの品質によっては全コアや2コア以上に掛かるターボクロックに差異が生じてくる可能性が懸念されます。

しかし、実際のところ、AnandTechの調査によると

Coffee Lakeでは前情報どおり上記のターボブースト結果を得たとのことです。

また、他のレビューや報告などを見ても 「この個体は6コアTB4.2GHzまでしか上がらない」 や 「うちの個体は6コア4.5GHzまでいった!」 といったような、CPUの個体差でターボクロックが変わったという報告は見かけないため、Coffee Lakeに関しては上記のリストで間違いなさそうです。
(Enhanced Multi-Core Performanceでの全コア4.7GHzブーストは除く。というかこちらはCPUの個体差ではなくマザボ制御でのお話)

Coffee Lakeではあまり考える必要もなさそうですが、Cannon LakeやIce Lakeでは最悪『TBおみくじ』なんてことになるのかもしれません/(^o^)\ はたして、Cannon LakeやIce Lakeでもターボブーストの仕様は個体差に影響なく保たれ続けるのでしょうか……。

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(Source:Intel Documents Point to AVX-512 Support for Cannon Lake Consumer CPUs)

Skylake-Xで搭載されたAVX-512ですが、Intelが公開しているドキュメントによると、Cannon LakeからメインストリームCPUでもAVX-512がサポートされる予定とのことです。

現時点でAVX-512が有効活用されている場面はあまり目にしませんが、メインストリームCPUに搭載されることで普及が広まり、エンコードやレンダリングなどでの処理速度の向上が期待されます。

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(Source:Intel reschedules Cannon Lake launch to year-end 2018, say sources)

<ザックリ意訳>
情報筋によるとIntelはCannon Lakeのリリースを2018年末に変更しており、ノートブックベンダーなどに影響を与えている。IntelのロードマップによればCannon Lakeのローンチ後、早い段階でIce Lakeも利用可能になるという。


上記内容が台湾メディアのDigiTimesで報じられました。10nm世代となるCanonn Lakeの登場時期は二転三転していますが、かなり予定が遅れ気味のようです。

Ice Lakeについても言及されており、具体的な時期までは明らかになっていませんが、Cannon Lake登場からIce Lake登場まで、そう時間は掛からないようです。

2017/10/30追記
上記リーク情報に誤りがありました。Intelは2017年10月26日に 「10nm製品は2017年中に少量を出荷予定」 と明言しました。詳細は下記の記事へどうぞ。

【CPU】 Intel、2017年中に少量の10nm製品を出荷予定

ただ、最初は少量の出荷で、多くの10nm製品は2018年後半になるとも述べており、DigiTimesの内容は当たらずと雖も遠からずといった感じになっています。

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<ザックリ意訳>
10nm1世代目のCannon Lakeは軌道に乗っており、10nm2世代目のIce Lakeもテープインしました。


Intelはツイッターで上記内容を発信しました。近年のIntelが大分先の計画を早い内からチョイ出し発言をするのはちょっと珍しい気がします。

Skylake-Xの急遽ラインナップ増加でも感じましたが、かなりAMDを意識しているように思えます。やはり競合相手がきちんと競合しているっていうのは、業界が活気付いていいですね。

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Coffee Lakeすらまだ発売されていませんが、早くもES版と思われるCannonlakeのSandraベンチマーク結果が上がってきました。

きゃのん2

14nmから10nmへの微細化はどれくらいの恩恵があるのか。サクッと結果をどうぞ!

CPU,マザーボード


(Source:整合 USB 3.1 Gen 2 與 Gigabit Wi-Fi,Intel 300 系列晶片有點看頭)

<ザックリ意訳>
Intelは2017年後半に、USB3.1 Gen2をサポートした『Cannonlake PCH-H』と呼ばれる300シリーズのチップセットの投入を予定している。これは『Kaby Lake PCH-H』200シリーズの後継となる。

300シリーズでは引き続きLGA1151が使用されるが、これまでの製品と互換性があるかはわからない。CPUは14nmで最大6コア12スレッドとなるCoffee Lake-Sに対応する。


上記内容がBenchLifeにて報じられました。300シリーズはCoffee LakeとCannonlakeに互換性のありそうなネーミングですね。まずは14nmのCoffee Lakeを投入して、その後、10nmのCannonlakeを投入する流れでしょうか。

2017/4/20追記
Coffee Lakeは2017年8月に登場する模様。