NVIDIA CEOによりN1x / N1の正体が判明!コンシューマー向けとして登場するのか

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NVIDIA N1x Image

NVIDIA N1xやN1といったN1シリーズCPU / SoCの正体が判明しました。海外メディアのVideoCardzが報じました。

NVIDIA N1 CPU / SoCについてジェンスン・フアンCEOの発言

先日行われたNVIDIAとIntelの記者会見にて、NVIDIA CEOであるジェンスン・フアン氏は以下のように述べた。

私たちはARMベースのロボット向けのプロセッサーを開発しています。最新のものはThorと呼ばれ、ロボットや自動運転に使用されています。また、N1と呼ばれる新しいARM製品もあります。このプロセッサーは、DGX Sparkや、同様の製品のさまざまなバージョンに搭載される予定です。ARMのロードマップには非常に期待しており、今回のIntelとの協業は、ARM製品の計画に影響を与えるものではありません。

― NVIDIA CEO, ジェンスン・フアン

つまり、DGX Sparkに搭載されているGB10 Superchipは、N1シリーズプロセッサーと同一であることを意味する。

気になる点としては「さまざまなバージョンに搭載される」という発言だ。これはプロ向けのハードウェアのみを指すのか、それともコンシューマー向けのデスクトップPCやノートPCも含まれるのかは不明だ。

― VideoCardz

N1xは以前からGeekbenchに掲載されており、そのスペックが記されていました。そのスペックおよびGB10 Superchipとの比較が以下。

  • NVIDIA N1x
    • CPU (ARM): 10コア + 10コア = 計20コア(ARMコアのモデル名は不明)
    • iGPU (Blackwell): 6144CUDA
  • NVIDIA GB10 Superchip
    • CPU (ARM): 10コア(Cortex-X925) + 10コア(Cortex-A725) = 計20コア
    • iGPU (Blackwell): 6144CUDA

数字上のスペックはGB10 Superchipと完全に一致しており、DGX SparkのGB10 Superchipと関連性があると見られていましたが、ジェンスン・フアンCEOによると同一SoCのようです。

ジェンスン・フアンCEOからのN1シリーズに関する情報はこれだけのため、コンシューマー向け(PCゲーム向け)としても登場するのかは定かではありません。ちなみに、Geekbenchに掲載されたリザルトではWindows11上で動作していました。

余談ですが、このN1xの6144CUDAというのはGeForce RTX 5070と同一CUDA数です。もし、PCゲーム向けとして登場すれば、ワンチップでありながらも、強力なゲーミングPC / ゲーミングノートPCになることが期待されます。

Blackwell,N1x

Posted by にっち