MS、ローカルアカウントセットアップコマンドを削除。『start ms-cxh:localonly』が使えなくなる。まずはWindows11 Insider Previewで実施
Microsoftは、Windows11をローカルアカウントでセットアップするためのコマンドを削除しました。
現在、Windows11 24H2およびWindows11 25H2では、初期セットアップ(OOBE)時に[SHIFT] + [F10]キーを押して、コマンドプロンプトを開き、『start ms-cxh:localonly』と入力してエンターキーを押すことで、Microsoftアカウントの作成・サインインをバイパスし、ローカルアカウントでセットアップできます。
しかし、Microsoftは、2025年10月6日付け(現地時間)でリリースされたWindows11 Insider Preview Betaチャネル Build 26120.6772およびDevチャネル Build 26220.6772にて、このコマンドを削除しました。
Microsoftは以下のように述べています。
▼ローカルオンリーコマンドの削除について Windowsのセットアップエクスペリエンス(OOBE)において、ローカルアカウントを作成するための既知のメカニズムを削除いたします。このようなメカニズムは、セットアップ時にMicrosoftアカウントの設定を回避するための目的でよく使われていました。しかし、同時に重要なセットアップ画面も意図せずスキップされてしまい、PCを完全に使用できる状態にしないままOOBEが終了してしまう可能性がありました。PCを正しくセットアップされるようにするために、ユーザーはインターネットに接続し、Microsoftアカウントを使用してOOBEを完了する必要があります。 |
Microsoftによると、PCを正しくセットアップするためにMicrosoftアカウントの使用が必要だとし、ローカルアカウントでセットアップするためのコマンド、『start ms-cxh:localonly』を削除するとのこと。
この変更は現時点ではWindows11 Insider Previewのみですが、いずれ通常版のWindows11でも実施されるでしょう。