EdgeのCopilot『ページの概要を生成する』に注意。閲覧データがMicrosoftに送信されることを認識した上での利用を

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Edgeの『ページの概要を生成する』の扱いには注意

Microsoft EdgeのCopilot (Bing Chat)で『ページの概要を生成する』機能を使用している場合、注意が必要です。というのも、この機能を使用すると、閲覧データがMicrosoftに送信されるからです。

『ページの概要を生成する』機能とは、開いているページをCopilotが短く要約・まとめてくれる機能。Copilotの処理はMicrosoftのサーバー上で行われており、ページ内容を要約するためには閲覧データ(ページのドキュメントやコンテンツ、URL)をMicrosoftに送信する必要があります。

『ページの概要を生成する』機能
『ページの概要を生成する』機能

個人的な用途でのブラウジングなら問題ないかもしれませんが、例えば仕事上の機密性の高いページを開くような場合は扱いにお気をつけください。知らず知らずにこの機能を使っていると、Microsoftにページ内容が送信されています。

『ページの概要を生成する』機能を使用する場合、閲覧データがMicrosoftに送信されることを認識した上でご利用ください。

Microsoftはこの機能について「AI が生成した回答や提案を Copilot 上でより関連性のものにするために、閲覧データを Microsoft に送信します」と説明しています。

Microsoftの説明
Microsoftの説明

この機能の有効化/無効化は以下の手順でできます。

1.
Microsoft EdgeでCopilotを開いて、縦の三点リーダー『︙』(その他のオプション)を開き、『通知とアプリの設定』を選択

『通知とアプリの設定』を選択

2.
『Microsoft にページ コンテンツへのアクセスを許可する』のトグルをオンまたはオフに変更

『Microsoft にページ コンテンツへのアクセスを許可する』のトグルをオンまたはオフに変更

トグルをオフにした場合『ページの概要を生成する』機能が使用できなくなります。機能自体は引き続きCopilotに表示されますが、使っても「このページは空です」や「ページのメタデータが必要です」と表示されたり、まったく関係のない内容が表示されたりします。

Posted by にっち