VPN使用環境でブルースクリーンが発生する不具合。KB5014697に起因

WindowsUpdate

Windows Issue

2022年6月15日にWindowsUpdateに配信されたWindows11 バージョン21H2用セキュリティ更新プログラムKB5014697をインストールすると、VPN使用環境でブルースクリーンエラー(BSoD)が起こる不具合が発生しています。

不具合概要

2022年6月15日配信のWindows11 バージョン21H2用更新プログラムKB5014697をインストールした環境において、OpenVPNを使用すると、ブルースクリーンエラーが発生する場合があります。

その際、ブルースクリーンの画面には『tcpip.sys』に問題があったことが表示されます。

対処方法・回避策

一時的な対処方法として、KB5014697をアンインストールすることで、この不具合を回避できます。アンインストール手順は以下。

更新プログラムのアンインストール方法 

  1. 『スタートボタン』 → 『設定』 → 『Windows Update』 → 『更新の履歴』 → 『更新プログラムをアンインストールする』を選択。
  2. 当該更新プログラムを右クリックして『アンインストール』を選択すればアンインストールされます。
    WindowsUpdate更新プログラムKB5014697のアンインストール方法
  3. アンインストール後は、更新プログラムが再び入ってこないように更新プログラムを一時停止しておきましょう。『Windows Update』の画面から、『更新の一時停止』から停止する期間を選択してください。
    Windows11 - WindowsUpdateを一時停止

なお、KB5014697はセキュリティアップデートのため、アンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。