KB5001649がWindowsUpdateに再配信。失敗が解消

WindowsUpdate

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2021年3月19日に緊急リリースされた『印刷の不具合』を修正するWindows10 バージョン20H2 / 2004用KB5001649ですが、やっとWindowsUpdateからもインストールできるようになりました。

KB5001649のリリース当初、2004環境ではWindowsUpdateに表示されず、20H2環境だとWindowsUpdateに表示はされるものの、インストールしようとすると「この更新プログラムをインストールできませんでした。もう一度お試しください (0x80070541)。」とのエラーが出てダウンロードが始まらず、必ずインストールに失敗しました。その後、20H2環境でもWindowsUpdateに表示されなくなりました。

いったい何が起こっているのかMicrosoftから詳細な説明はなく、KB5001649をインストールするにはMicrosoft Updateカタログからダウンロードしてきて手動インストールするしかない状況でした。

そんなKB5001649が2021年3月22日にやっと20H2のWindowsUpdateに配信されました。印刷の不具合にお困りだった方はWindowsUpdateをご確認の上、インストールをどうぞ。

KB5001649 - 2021/3/22にやっとWindowsUpdateからインストールできるようになった
KB5001649 - 2021/3/22にやっとWindowsUpdateからインストールできるようになった

KB5001649をインストールすることで、2021年3月10日のセキュリティアップデートKB5000802および2021年3月16日の緊急リリースKB5001567で発生していた印刷時にブルースクリーンエラー(BSoD)が発生する不具合や、印刷しても白紙が出力されたり真ん中だけ印刷されなかったりなどの印刷に関する各種不具合が修正されます。

なお、自環境では20H2のWindowsUpdateには降ってきましたが、2004には引き続き降ってきません。もし、WindowsUpdateを確認してもまだ降ってこない場合は、Microsoft Updateカタログよりダウンロードをどうぞ。64bit OSはx64、32bit OSはx86となりますのでお間違いなく。

当初のリリースから時間が経っているため、何か変更があったのか気になるところですが、Microsoft Updateカタログに公開されているものは3月19日のリリース時と、3月22日時点のものとで中身に変更はありません。すでにMicrosoft Updateカタログから落としてきて適用されている方はそのままで大丈夫です。

また、印刷の不具合のせいで、KB5000802 / KB5001567をアンインストールしている方もいらっしゃると思います。そういう場合は、KB5001649だけインストールすればOKです。Windows10の更新プログラムは累積されるため、KB5000802 / KB5001567を再度インストールする必要はありません。(もちろん、KB5000802 / KB5001567がインストール済みのままでも問題ありません)