GeForce 546.01 ドライバ 不具合情報。フレームレートの低下、カクつきなど [Update 2: 既知の不具合1件追加]

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GeForce 546.01ドライバの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。

更新履歴 [記事初公開日: 2023/11/2]
既知の不具合7件追加。 [2023/11/8]
既知の不具合1件追加。 [2023/11/14] [New]

NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)

  • Chromiumベースのアプリケーション(Google ChromeやMicrosoft Edgeなど)において、市松模様のようなものがランダムに表示される場合があります。回避策・対処方法はこちらの記事をご覧ください
  • Discordでゲームプレイを配信すると、色が薄く表示される場合があります
  • Windows10の透明効果が正常に機能しなくなります (筆者注: 透明効果がなくなる、タスクバーが今までより黒くなる、ぼかし効果(blur)がなくなるなど) → この不具合は546.08 Hotfixにて修正されました
  • GeForce GTX 1000およびRTX 2000シリーズにおいて、『ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング』(HAGS)とSLIの両方が有効の場合、PCがランダムにフリーズする場合があります
  • G-SYNCモニターをHDMIモニターにクローンすると、黒い横線が表示される場合があります
  • Windowsのユーザーを切り替えるたびに、NVIDIAコントロールパネルのアイコンがシステムトレイに増えていきます
  • GeForce RTX 3080 Tiを搭載したAlienware X17 R2ノートPC環境において、dGPUモードでDirectXゲームを起動すると画面に何も表示されなくなります
  • GeForce RTX 4060 Ti環境において、アプリケーション使用中にモニターがランダムにちらつき、画面上部に黒いバーが表示される場合があります
  • Windowsの設定でHDRを有効にしていると、ChromeでSDR動画を再生すると、動画の明るさがおかしくなります。この不具合はChrome側で修正されます。最新のCanary版ではすでに修正されています

追加された既知の不具合 [2023/11/8追加分]

  • Alan Wake 2を長時間プレイしていると、徐々に安定性とパフォーマンスが低下します → この不具合は546.08 Hotfixにて修正されました
  • 一部の環境でランダムなバグチェックが発生します → この不具合は546.08 Hotfixにて修正されました
  • マルチモニターのクローン環境において、Wallpaper Engineを使用すると壁紙にテアリングが発生する場合があります → この不具合は546.08 Hotfixにて修正されました
  • Armored Warfareにおいて、ゲーム起動時やロビーのロード時にゲームがクラッシュする場合があります
  • 一部の環境において、Webブラウザのスクロール時に若干のスタッター(カクつき)が発生する場合があります
  • Advanced Optimus対応ノートPC環境において、GPUモードを切り替えようとするとDynamic Display Modeレイツールがハングアップする場合があります
  • Advanced Optimus対応ノートPC環境において、3Dアプリケーションを終了した後、dGPUがスリープ状態に戻らない場合があります

追加された既知の不具合 [2023/11/14追加分] [New]

  • Firefoxの『about:config』から『gfx.webrender.super-resolution.nvidia』を『True』にしていると、ページファイル(仮想メモリ)の使用量が増加します。 (筆者注: この設定はFirefoxでRTX Video Super Resolution (VSR)を使用するための設定です)

ユーザー報告の不具合

  • Cities: Skylines IIが突然フリーズします。自動車や歩行者などが止まり、しばらくすると進行方向にテレポートします。537.58にロールバックしたところ、この不具合は発生しなくなりました
  • GeForce RTX 4090を使用して以前のドライバと比較したところ、パフォーマンスが6~7%低下していることが判明しました。GeForce RTX 3000シリーズでも試してみましたが結果は同じでした
  • ドライバのインストール中に画面が真っ黒になって、そのままPCを強制終了させるしかなくなりました [RTX 4090]
  • ↑GeForce RTX 3060 Tiでも同じ不具合が発生しました
  • Diablo 4 (ディアブロ IV)をプレイしているとPCが再起動します。ほかのゲームは問題ありません [RTX 2080 Ti]
  • 545.84以降、EA SPORTS FC 24をプレイしていると5分後くらいにフレームレートが低下します。537.58へとロールバックするとすべて正常に動作します
  • 545.84以降、ストリートファイター6のフレームレートは60fpsに張り付かなくなり、45~60fpsの間を推移します。537.58ではこんなことは起こりませんでした
  • Wallpaper Engineを使用していると、545.92以降、スタートメニュー表示時に以下のように壁紙に線が入ります。537.58にロールバックすると正常に動作します
    Wallpaper Engineを使用しているとスタートメニューを開いた際に壁紙に線が入る
  • このドライバにしてからフォートナイトのフレームレートが300 fpsから90 fpsへと急に下がってカクつくようになりました。537.58に戻したところ、このようなことは起こらず、360 fpsで正常に動作するようになりました
  • 545.84以降、Chrome、Edge、Firefoxといったブラウザでカクつきが発生します
  • 545.84以降、VSync有効環境でGPUが低負荷なとき、ブラウザやゲームでカクつきが発生します。NVIDIAコントロールパネルから電源管理モードを『最大パフォーマンスを優先』にすれば解決しますが、不必要にクロックや温度を上げたくありません。537.58に戻すと正常に動作します [RTX 4090 / Ryzen 7 7800X3D]
  • ↑私もGeForce RTX 3080 Tiで同じ不具合が発生しています

 

545.84から発生しているWindows10の透明効果が正常に反映されなくなる不具合が継続しています。この不具合により、タスクバーがこれまでより黒くなる、スタートメニューから半透明効果が消えるなどの症状が見られます。また、545.92から発生しているDiscordで配信すると色が薄くなるという不具合も継続中です。

ユーザー報告では545.84以降に問題があると訴えている人が多く、そのほとんどは537.58に戻すと直ると述べています。

2023/11/8追記
複数の既知の不具合が追加されました。(546.08 Hotfixで修正分含む) その中には、ユーザー報告にあったブラウザがカクつく問題が既知の不具合として認められました。

上記のような不具合にお悩みの方は、正常に動作した以前のドライバへのロールバックをご検討ください。以前のドライバはNVIDIAのサイトからダウンロードができます。

2023/11/14追記 [New]
FirefoxでRTX Video Super Resolutionを使用しているとページファイルの使用量が増えるという既知の不具合が追加されました。どれくらい増えるのかまではアナウンスされていません。