GeForce RTX 5090の性能向上幅と発売時期がリーク。NVIDIA従業員曰く、BlackwellはAmpereからAdaほどの向上はない

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GeForce RTX 5090 / Blackwellアーキテクチャの性能向上幅についての情報が出てきました。YouYubeチャンネルのMoore’s Law Is Deadが報じました。

Moore’s Law Is Deadによるリーク

Blackwellについて新たな情報を得た。NVIDIAの情報筋が引用を許可してくれたので紹介したい。

Blackwell (GeForce RTX 5000シリーズ)は私たち(NVIDIA)が望めば2024年第4四半期(10~12月)に発売できるよう準備しています。しかし、いつ頃の発売になるかはAda (GeForce RTX 4000シリーズ)の販売状況やホリデーシーズンのRDNA 4の競争力次第です。

いずれにせよ私たちはCES 2025でGeForce RTX 5000シリーズの効率について大々的に発表する予定です。そのため、2025年初頭までには発売する予定です。

Blackwellのラスタライズパフォーマンスに関しては、AmpereからAdaほどの向上幅はありません。しかし、競合製品に脅威を感じた場合、5090の向上幅をAmpereからAdaへの向上幅と同程度することができます。

― NVIDIA Source

最後の部分について少し補足したい。GeForce RTX 4090ではAD102 GPUのフルスペック(18432CUDA)から12.5%が無効化されて16384CUDAとなっている。NVIDIAが望めば、よりCUDA数の多いGeForce RTX 4090 Tiを発売することができた。GeForce RTX 5090でもこれと同様のことができるという意味だ。つまり、NVIDIAがやろうと思えば、Blackwell GPUの性能をフルに引き出して、RTX 4090からRTX 5090への性能向上幅を、RTX 3090 TiからRTX 4090と同程度にできるということだ。

[Source: Moore’s Law Is Dead

性能に関してかなり興味深いリークが出てきました。Moore’s Law Is DeadがNVIDIA従業員から得た情報によると、Blackwellの性能向上幅はAmpere → Adaほどではないとされています。ただ、余力は残されているようで、やろうと思えばそれと同程度にすることはできる模様です。

参考までに、GeForce RTX 4090とGeForce RTX 3090 Tiの1080pでのゲーム25タイトルの平均fpsが以下。

1080p平均fps
1080p平均fps

GeForce RTX 4090は243.2fps、GeForce RTX 3090 Tiは181.8fps。GeForce RTX 4090は、GeForce RTX 3090 Tiから約33.7%の向上を見せています。

Moore’s Law Is Deadのリークが本当であれば、今のところGeForce RTX 5090はこの向上幅よりも小さくなることが見込まれており、AMDの出方次第ではこれと同程度になる模様です。

GeForce RTX 5000シリーズは、早くて2024年10月、遅くても2025年1月のCES 2025までには発売される模様です。

Blackwell

Posted by にっち