Ryzen 9 7950X3DやRyzen 7 5800X3DなどはOCに弱い?電圧を盛ると破損しやすい模様

CPU

Ryzen 9 7950X3D

Ryzen 9 7950X3DやRyzen 7 5800X3Dなど、3D V-Cache搭載モデルはオーバークロック(OC)に弱く、CPUが破損しやすいようです。

3D V-Cache搭載モデルは基本的にはオーバークロックができないようにロックされていますが、マザーボードメーカーが提供するアプリを使えばできる場合がある模様です。ドイツメディアのigor’sLABは以下のように報じています。

マザーボードのBIOS/UEFI画面上ではRyzen 7 5800X3Dをオーバークロックすることはできないが、ASUS、ASRock、Gigabyte、MSIなどが提供するチューニングアプリを使用するとオーバークロックができる。

MSI Center - アプリ上からRyzen 7 5800X3Dのクロックや電圧を変えられる
アプリ上からRyzen 7 5800X3Dのクロックや電圧を変えられる

しかし、私はこれをおすすめしない。MSI Centerを使用して1.3Vを超える電圧にしたところ、PCの電源が落ち、CPUが完全に破損した。

クロックを上げるだけなら比較的問題はなかった。せいぜいシステムがクラッシュしたりフリーズするくらいだ。だが、電圧を上げることだけは絶対しないよう警告する。

[Source: igor’sLAB

上記のほか、ドイツのオーバークロッカーder8auer氏も、液体窒素で冷却しているRyzen 9 7950X3Dを1.55Vまで盛ったところ、CPUが壊れたと報告しています。

例えどれだけ冷却できていても、3D V-Cache搭載モデルは電圧を上げすぎると壊れやすい傾向にあるようです。AMDがオーバークロックをできないようにしたのもこれが理由かもしれません。

Zen3,Zen4

Posted by にっち