Adobe Photoshop 2024が固まる・フリーズする不具合。25.6アップデートに起因

アプリケーション

Adobe Photoshop

Adobeは、Photoshop 2024 (バージョン25.6)が固まる・フリーズする不具合が発生していることを発表しました。

不具合概要

2024年3月に配信されたWindows版Photoshop 2024のバージョン25.6へとアップデートすると、Photoshopが固まって操作不能になる不具合が発生しています。

対処方法・回避策

本不具合の回避策は2つあります。以下のいずれかの回避策をご検討ください。

回避策A: 『以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う』

以前のバージョンのMicrosoft IMEへと戻すことで本不具合の発生を防げます。手順は以下。

▼Windows10の場合

『設定』 → 『設定の検索』ボックスに「日本語 IME 設定」と入力して『日本語 IME の設定』を開き、『全般』の一番下にある『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更してください。

『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更

▼Windows11の場合

『設定』 → 『時刻と言語』 → 『言語と地域』 → 『日本語』の『・・・』をクリックして『言語のオプション』 → 『Microsoft IME』の『・・・』をクリックして『キーボードオプション』 → 『全般』 → 『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンにしてください。

『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更

▼Illustratorを使用している場合

同じPCでIllustratorも使用していると、予測変換のウィンドウが画面端に表示される不具合が併発しています。その場合、上記の同じウィンドウ内にある『予測入力』もオフにしてください。

回避策B: Photoshop 2024のバージョンを1つ前の25.5.1へと戻す

Photoshop 2024のバージョン25.6から25.5.1へと戻すことで本不具合の発生を防げます。手順は以下。

  1. Creative Cloud デスクトップアプリを開きます。
  2. アプリ左上にある『全てのアプリ』を選択し、Photoshopの項目の横にある『・・・』をクリックします。
  3. ドロップダウンリストで『他のバージョン』を選択します。
    『他のバージョン』を選択
  4. 表示されるリストから『Photoshop 25.5.1』の横にある『インストール』を選択し、完了をお待ちください。

バージョンを戻す際には、セキュリティソフトとの競合やネットワークの遅延による誤作動により、設定やプリセットが初期化される恐れがあるため、以下の『Sttings』と『Presets』フォルダをバックアップ(コピー)して、バージョンを下げたあとに元の場所へ上書きするようAdobeは案内しています。

▼UIなどの一般設定、アクション、ブラシやパターンなどの設定、ワークスペース(レイヤーなどのパネル位置情報)
C:\ユーザー\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Photoshop  2024\Adobe Photoshop 2024 Settings
▼保存したプリセット
C:\ユーザー\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Photoshop 2024\Presets

なお、上記フォルダには隠しフォルダが含まれているため、もし、アクセスできない場合は『Windowsの隠しファイルおよび隠しフォルダーを表示する』のページをご覧ください。

Adobeは修正作業中

現在、Adobeは不具合の修正に取り組んでおり、進展があり次第、本不具合のページを更新するとのことです。

Posted by にっち