【SSD】 WD Blue 3D WDS200T2B0Aレビュー。TLCながら超絶の書き込み速度

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前回のあらすじ。3D TLC NANDを採用した『WD Blue 3D』と『SanDisk Ultra 3D SSD』は中身がまったく一緒。そしてその書き込み速度はTLC特有の書き込み途中での減速もなく、MLCの名機『SanDisk Extreme PRO』に匹敵することが明らかに。

WD Blue 3D(SanDisk Ultra 3D SSD)

SanDisk Extreme PRO

(Source:Tom's Hardware / CDRLabs.com)

ということで、WD Blue 3DのWDS200T2B0Aを購入したので軽くレビューを。

の前に、下記の記事を未読でしたら是非ご一読ください。
【SSD】 大きなファイルの書き込み速度目当てでTLCのSSDを買うとき、CrystalDiskMarkのベンチマーク結果は参考にしない方が良いTLC SSDでありがちな書き込み途中で減速する現象について書き記しています。

前回の記事でHD Tune Proでの結果が出ているので、これ以上書くこともあまりないのですが、実際のファイルコピペに掛かる書き込み時間の比較を少々。

手元にあるSSDを使って、約43GBの適当なファイル郡をコピペして時間を計りました。それぞれPC起動直後のコピペで時間を取っています。

  • [コピー元] ファイル数:3849 / 合計サイズ:42.9GB
    TOSHIBA CSSD-S6T128NHG5Q 128GB (MLC)

    [コピー先]
    SanDisk Extreme PRO SDSSDXPS-240G-J25 240GB (MLC)
    1分40秒
    WD Blue 3D WDS200T2B0A 2TB (3D TLC)
    1分40秒
    SanDisk SSD Plus SDSSDA-240G-J26C 240GB (TLC)
    5分22秒
    ADATA Premier SP550 ASP550SS3-240GM-C 240GB (超ガッカリTLC)
    11分59秒

コピー開始窓が表示されて消えるまで、これくらいのコピペ時間でした。WD Blue 3Dの書き込み速度は、HD Tune Proでの結果が示したとおり書き込み途中での減速もなく、SanDisk Extreme PROと同じ1分40秒でコピペを完了しました。

一方、下二つのTLC SSDは書き込み途中で減速をし、トリプルスコア以上の時間差が生じました。下二つのTLC SSDから考えたら、WD Blue 3DはTLCとは思えない圧倒的なパフォーマンスです。パフォーマンス面に関してはSanDisk Extreme PROの後継機と呼んでも差し支えないでしょう。

耐久面に関しても、WD Blue 3D / SanDisk Ultra 3D SSD共にTBWは

WD Blue 3D
SanDisk Ultra 3D SSD
TBW
250GBモデル100
500GBモデル200
1TBモデル400
2TBモデル500
(Source:WD Blue 3D NAND SATA SSD / サンディスク ウルトラ 3D SSD)

と、高い容量になっているため、無茶な使い方をしなければ早々到達することはありません。

2017年のSATA TLC SSDの鉄板は、間違いなくWD Blue 3DSanDisk Ultra 3D SSDです。SATA TLC SSDの購入で迷ったら、WD Blue 3DかSanDisk Ultra 3D SSDの安い方をチョイスしておけば間違いないでしょう。超快適ですよこれ!

最後に、CrystalDiskMarkでの結果もペタリ。


左: 『WD Blue 3D(『SanDisk Ultra 3D SSD』) / 右: 『SanDisk Extreme PRO


平常時36度から、CrystalDiskMark実行終了直後は38度に。室温24度。ケース組み込み済みでファンの風は当たらない位置に設置。温度はまったく気にならないレベルです

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Posted by にっち