Intel、Nova LakeデスクトップCPUでXe3Pを採用。iGPUはArc Cシリーズへ

CPU

Intel Nova Lake

Intelは、Nova LakeデスクトップCPU (コードネームNova Lake-S)でXe3P iGPUを採用することを明らかにしました。

Linuxカーネルメーリングリスト(Linux kernel mailing list / LKML)にて、Intel従業員であるLucas De Marchi氏は以下のように述べています。

Xe3Pのサポート開始に関する内容

Xe3Pアーキテクチャのサポートを開始いたします。グラフィックスバージョン35とXe3p_xpc IPの汎用サポート、メディア向けXe3p_LPM IP、ならびに複数のIPを組み合わせたNova Lake-S (NVL-S)のサポートが含まれています。

― Intel, Lucas De Marchi

Lucas De Marchi氏によると、LinuxでのXe3Pのサポートを開始し、これにはNova Lake-Sも含まれているとのこと。

先日、IntelはPanther Lakeの概要を発表、Xe3 iGPUを採用するほか、Xe3はArc Bシリーズになることを明らかにしました。

Intel GPU IP & Product Family ロードマップ
Intel GPU IP & Product Family ロードマップ

そして、Xe3の次世代ないし改良版となるXe3Pでは、Arc Cシリーズへとネーミングが変更されることをIntelのTom Petersen氏が強く示唆しています。つまるところ、Nova LakeデスクトップCPU / Core Ultra 400シリーズのiGPU (Xe3P)は、Arc Cシリーズとなる模様です。

Xe3P / Arc Cシリーズと、Xe3とでどのようなパフォーマンス差があるのかはまだ不明です。とはいえ、Xe3PはXe3の次のIPに位置するため、より高性能になっていることが期待されます。

Xe3Pは、AMDの『Halo』クラスAPUに対抗したNova Lake-AXでも採用されると囁かれています。

NovaLake

Posted by にっち