XeSS 3 マルチフレーム生成は最大4倍!GeForce RTX 5000シリーズと同じに。Panther Lake Xe3がArc Cシリーズでない理由も明らかに

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XeSS 3 マルチフレーム生成は最大4倍に対応

IntelのXeSS 3 マルチフレーム生成は、最大4倍に対応していることが明らかになりました。海外メディアのVideoCardzが報じました。

PCWorldのインタビューにおいて、IntelのTom Petersen氏がXeSS 3 マルチフレーム生成(Multi Frame Generation / MFG)について語った。Tom Petersen氏によると、既存のXeSS 2対応ゲームは、開発者側による変更は必要なく、そのままXeSS 3が利用できるという。

XeSS 3 マルチフレーム生成は、Intel Graphics Software上にオプションとして表示され、x2、x3、x4と、ユーザーの好みに応じて設定できる。

XeSS 3 マルチフレーム生成
XeSS 3 マルチフレーム生成

XeSS 3はすべてのCore Ultra CPUおよびAlchemist以降のArcグラフィックスカードでサポートされる。

Tom Petersen氏は、Panther LakeのXe3 GPUがArc CシリーズではなくArc Bシリーズに位置づけられている理由についても語った。

Xe3が次世代アーキテクチャであることは確かです。しかし、SoC内での命名規則については少々複雑です。Battlemageで築き上げた実績を活かすために、Panther LakeはArc Bシリーズへと位置付けすることにしました。Arc Bシリーズの認知度は高く、Arc B580といった名称をご存知の方も多いでしょう。

私たちはまだArc Cシリーズへと移行する準備はできておらず、今、『C』を使うのは適切な時期ではありません。次のアーキテクチャ、Xe3Pへと移行する際にネーミングを変更する予定です。

― Intel, Tom Petersen
― VideoCardz

現在、GeForce RTX 5000シリーズのマルチフレーム生成(DLSS Multi Frame Generation)は最大4倍まで設定できます。IntelのXeSS 3 マルチフレーム生成もこれに追随して、最大4倍に設定できるとのこと。

また、XeSS 3はAlchemist、つまりArc Aシリーズ以降でサポートされると報じられています。Arcシリーズをお持ちの方はXeSS 3の登場が非常に楽しみですね。

そして、今回、Xe3がArc Bシリーズの位置付けになっている理由も語られました。以下のスライドをご覧ください。

Intel GPU IP & Product Family ロードマップ
Intel GPU IP & Product Family ロードマップ

Intelは先日のPanther Lakeの発表において、Panther LakeのiGPUとなるXe3はArc CシリーズではなくArc Bシリーズになることを明らかにしました。今回のIntelへのインタビューによると、Arc Bシリーズ知名度を使うために、そして、まだArc Cシリーズの準備ができていないことを理由に、Xe3はArc Bシリーズへと位置づけられたとのことです。

Posted by にっち