【Windows10】 WindowsUpdate 2023年4月 不具合情報 - セキュリティ更新プログラム KB5025221 [Update 1]

WindowsUpdate

WindowsUpdate

2023年4月12日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用セキュリティ更新プログラムKB5025221の不具合情報です。

『悪意のソフトウェア削除ツール』『.NET Framework』などの更新プログラムやWindows Server固有の不具合は割愛しています。以下、2023年4月12日に公開されたセキュリティ更新プログラムの不具合およびその回避策・解決策になります。

更新履歴
① 印刷できない・スキャナーが機能しない不具合(ユーザー報告)を加筆。 [2023/4/21] [New]

Windows10 22H2 / 21H2セキュリティ更新プログラム: KB5025221

基本情報

KB5025221はWindows10 バージョン22H2 / 21H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで脆弱性が修正されます。

▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合

  • Windowsの脆弱性を修正
  • 新しいWindows LAP (Local Administrator Password Solution)を実装。詳細は『By popular demand: Windows LAPS available now!』のページをご覧ください
  • サポートされていないレジストリを使用することで発生する互換性の不具合を修正
  • エジプト・アラブ共和国のサマータイムに対応
  • キオスクモード環境で自動ログインできない不具合を修正
  • KB5025221には2023年3月22日に配信されたプレビューリリースKB5023773の内容が含まれています

不具合情報

KB5025221には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

カスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージからWindows10をインストールした環境だと、この更新プログラムによってMicrosoft Edge Legacyが削除されても、新しいMicrosoft Edgeに自動的に置き換えられない場合があります。

この不具合は、カスタムオフラインメディアまたはISOイメージが、2021年3月29日以降にリリースされたスタンドアロンのサービススタック更新プログラム(SSU)を最初にインストールせずに、この更新プログラムをイメージにスリップストリームして作成された場合にのみ発生します。

なお、WindowsUpdateに直接接続して更新プログラムを受信するデバイスは影響を受けません。これにはWindows Update for Businessを使用しているデバイスも含まれます。

この不具合を回避するには、最新の累積更新プログラム(LCU)をスリップストリームする前に、まず2021年3月29日以降にリリースされたスタンドアロンのサービススタック更新プログラム(SSU)をカスタムオフラインメディアまたはISOイメージにスリップストリームしてください。

1. 以下のコマンドでmsuからcabを抽出します。(KB5000842での例)

expand Windows10.0-KB5000842-x64.msu /f:Windows10.0-KB5000842-x64.cab <保存先のパス>

2. 以下のコマンドでcabからSSUを抽出します。

expand Windows10.0-KB5000842-x64.cab /f:* <保存先のパス>

3. これでSSU cab『SSU-19041.903-x64.cab』が作成されます。このファイルを最初にイメージスリップストリームして、次にLCUを入れてください。

カスタムメディアを使用してOSをインストールした際にこの不具合が発生した場合は、新しいMicrosoft Edgeを直接ダウンロードして手動インストールすることで、この不具合に対処できます。新しいMicrosoft Edge for businessを広範囲に展開する必要がある場合は、『ビジネス向け Microsoft Edge をダウンロードして展開する』を参照してください。

備考: 2023年1月20日に公開されたKB5019275の『修正された不具合』に

  • タスクバーがチラついたり、エクスプローラーが応答しなくなる不具合を修正。この不具合は『ニュースと関心事項』が原因で発生していました

という一文があります。以下の不具合と類似しているため、以下の不具合は修正されたのかもしれません。しかし、Microsoftが公開している不具合情報では、まだ以下の不具合が修正されたという記述はありません。別問題なのか、Microsoftが情報を更新し忘れているのかは定かではありません。

修正されたという情報が記されていないため、引き続き掲載いたします。

2022年9月21日公開のプレビューリリースKB5017380以降をインストールすると、タスクバーが正常に動作しなくなったり、システムが不安定になる場合があります。具体的には、以下のような症状が発生する場合があります。

  • タスクバーが応答しなくなる
  • Windows Explorerが応答しなくなる
  • タスクバーの『天気』や『ニュースと関心事項』のウィジェットおよびアイコンの表示がちらつく
  • これらの問題発生時にMicrosoft WordやExcelなどのOfficeアプリを開いていると、巻き添えでOfficeアプリも応答しなくなる
詳細は以下の記事参照。
タスクバーやシステムが不安定になるなどの不具合。WindowsUpdateに起因。Windows10で発生

この不具合は、Known Issue Rollback (KIR / 更新プログラムをアンインストールしなくても問題の部分だけをロールバックできる機能)を使用して修正されます。一般的なPC環境や、企業や組織に管理されていないPC環境の場合、放っておいても最大で24時間以内に自動的に修正されます。PCを再起動すると、早く修正される場合があります。

企業や組織等で管理されているPCでは、以下の特別なグループポリシーをインストールして設定することで解決できます。

詳細は『グループ ポリシーを使用して既知の問題ロールバックを展開する方法』(日本語ページは機械翻訳で意味不明な箇所あり。英語ページはこちら)をご覧ください。

2022年11月9日以降に公開された更新プログラムをインストールすると、DirectXまたはDirect 3Dを使用する一部のエンタープライズ(企業)向けアプリにおいて、断続的にapphelp.dllのエラーが発生する場合があります。

この不具合は、Intelグラフィックスドライバのバージョン26.20.100.7463から30.0.101.1190までを使用している場合に発生します。

この不具合は、主にエンタープライズ向け環境で発生し、一般的なホームユーザー環境で発生する可能性は低いとされています。

詳細は以下の記事参照。
DirectXアプリがエラーを吐く不具合。Windows10や11等で発生。対処方法あり

バージョン30.0.101.1190よりも新しいIntelグラフィックスドライバをインストールすることで、この不具合は発生しなくなります。

また、Microsoftは、この不具合の解決に取り組んでおり、今後のアップデートで修正を予定しています。

ユーザー報告
不具合概要回避策

[New]

Windows10 22H2 / 21H2用KB5025221をインストールすると、プリンターやスキャナーが正常に動作しなくなる場合があります。具体的には以下の症状が挙げられます。

  • 印刷できない
  • スキャナーが機能しない

この不具合は、RedditやMicrosoftフォーラムで、ブラザー製のプリンター『HL-L3210CW』や複合機『DCP-L2540DW』、キヤノン製のレーザープリンターを使用する少数の環境で報告が出ています。

なお、この不具合はすべての環境で発生するわけではありません。報告数は少ないため、環境依存の可能性が高いものと思われます。

詳細は以下の記事参照。
KB5025221に印刷できない・スキャナーが機能しない不具合。一部のプリンターで発生。対処方法あり

ユーザー報告によると、ブラザー製品に関してはドライバを削除して、一度、PCとプリンター・複合機の電源を落とし、再起動後に再度ドライバをインストールすることで動作するようになったと報告されています。不具合にお困りの場合はまずはドライバの再インストールをお試しください。

もし、ドライバの再インストールで直らなかった場合はKB5025221をアンインストールすることでも直ると報告されています。ドライバの再インストールで直らなかった場合はKB5025221のアンインストールをお試しください。KB5025221のアンインストール手順は左記の記事をご覧ください。