CPU,マザーボード

少し前にASRockがツイッター上で、


 Evan Jensen「Z270でCoffee Lakeを使えますか?」
 ASRock「いいえ。Coffee Lakeと200シリーズに互換性はありません」

と、発言しました。この時点で200シリーズとCoffee Lakeに互換性がないことは明らかになっています。

では、300シリーズとKaby Lakeに互換性はあるのか。海外メディアのHardware.Infoは実際にZ370にKaby Lake Celeron G3930を乗せてテストを行いました。結果、

CPU

SandraベンチマークにCoffee Lake i7-8700K@4.3GHzのリザルトが上がってまいりました。i7-7700K@4.3GHzと比較したかったのですが、軽く調べて見つからなかったのでi7-7700K@4.5GHzと比較しています。

ということでサクッと結果をどうぞ!

CPU


(Source:八代桌面 i7-8700K 简测:一大管不太便宜的牙膏?)

中国語圏でES版Coffee Lake i7-8700Kの各種ベンチマークがリークされました。サクッと結果をどうぞ!

CPU

MSカタログでIntelディスプレイドライバ22.20.16.4758が配信されていて、このドライバの『igdlh64.inf』の中には、『CFL』、Coffee Lakeの項目があります。『CFL』の項目を見てみると、

CPU

Kaby LakeのiGPUは正式にはWindows10でしかサポートされておらず、Windows7で使用するにはマザーボードメーカーが公開しているVGAベータドライバが必要でした。

しかし、ベータドライバを使う以外にもIntel公式ドライバを書き換えて使う方法なんてのもありましたのでご紹介。

CPU

Intelは第8世代CPUについて発表を行いました。以下、今回発表されたまとめになります。

CPU


(Source:[CPU] 英特尔秘密会议 / Intel claims i7-8700K ...)

Intelは中国の小売業者向けにセミナーを開催しているそうで、そこでは上記のスライドショーが公開されたようです。このスライド中央に表示されている左右の『%』は、左がシングル性能、右がマルチ性能の向上を示しているとか。

Kaby Lake (7th Gen)シングル / マルチCoffee Lake (8th Gen)
i7-7700K(4C8T)+11% / 51%i7-8700K(6C12T)
i7-7700(4C8T)+18% / 58%i7-8700(6C12T)
i5-7600K(4C4T)+19% / 55%i5-8600K(6C6T)
i5-7400(4C4T)+29% / 61%i5-8400(6C6T)
i3-7350K(2C4T)+17% / 65%i3-8350K(4C4T)
i3-7100(2C4T+16% / 61%i3-8100(4C4T)

言うまでもないことかもしれませんが、ここでいうシングルとは、決してIPCのことではありません。クロック差も含めた数値になります。また、どういったシチュエーションでこの差が生じるのか、このスライドショーから読み取ることはできません。

非常に画質が悪く、文字が潰れていてハッキリとは見えませんが、8700Kには『3.8』という数字が見えます。これはおそらくベースクロック3.8GHzということだと思われます。以前のリーク情報ではベースクロック3.7GHzと言われていましたが、仕様変更があったのか、どちらかの情報がフェイク、あるいはどちらもフェイクという可能性があります。

2017/9/8追記
ベースクロックは3.7GHzで確定の模様。詳細は下記の記事へどうぞ
【CPU】 ASRockのサイトにCoffee LakeのCPUリストが掲載される

関連記事

CPU,マザーボード

GigabyteASUSASRockなどでSkylakeとKaby Lakeのハイパースレッディングの欠陥を修正したBIOSが公開されています。

ザッと見たかぎり、まだBIOSが公開されていないモデルもありますが、Skylake / Kaby Lakeをお使いの方は、一度マザーボードメーカーのページでBIOSが公開されていないか確認してみてはいかがでしょうか。

関連記事
【CPU】 Skylake(-X含む)とKaby Lakeのハイパースレッディングに欠陥が見つかる

CPU


(Source:[WARNING] Intel Skylake/Kaby Lake processors: broken hyper-threading)

<ザックリ意訳>
IntelのSkylakeとKaby Lakeのハイパースレッディングに欠陥が見つかりました。ハイパースレッディングが有効になっていると、特定のレジスタでショートループが発生し、システムやアプリケーションの誤作動、データの破損、データの消失などが発生する可能性があります。

対象となるプロセッサはデスクトップ、組み込み、モバイル、HEDTです。この欠陥は、debianやLinuxベースのシステムだけでなく、全てのOSに影響する可能性があります。

この問題は、ハイパースレッディングを無効にするか、マイクロコードのアップデートで修正することができます。

・Kaby Lake
この問題を修正するにはシステムベンダーのみが利用できるマイクロコードを適用したBIOS/UEFIのアップデートが必要です。現在、システムベンダーはテスト中か、運が良ければマイクロコードを適用したBIOS/UEFIが公開されているかもしれません。詳細はシステムベンダーにお問い合わせください。

修正が施されたBIOS/UEFIをインストールするまでハイパースレッディングを有効にしないことを強くお勧めします。

・Skylake
SkylakeもKaby Lakeと同様です。しかし、Skylakeにはすぐにマイクロコードを適用する方法もあります。 (詳しくはソース元をお読みくださいませ)


上記内容が2017年6月25日付けでdebianのサイトで公開されました。HEDTと記載があるように、Intelが公開している資料によるとSkylake-Xもこの問題(SKZ7)を抱えています。

Skylakeに関してはLinux上ですぐにマイクロコードを適用する方法も用意されています。Linux noobの自分にはハッキリと状況が掴めないため、ソース元をお読みいただくのが確実ですが、 「たぶんこういうことだろう」 的なものでよろしければ続きをどうぞ。

CPU,RADEON


(Source:BARRON'S / TECH POWER UP / Guru3D)

<ザックリ意訳>
FudzillaのFuad Abazovic氏は2017年5月15日の記事で、IntelとAMDのグラフィックスライセンス契約が結ばれたことは 「確認済みだ」 と述べた。

しかし、Intelの広報担当者がBARRON'Sに送った声明では 「IntelがAMDのグラフィックス技術をライセンスしたという最近の噂は真実ではありません」 と否定している。

BARRON'SはIntelに 「それはAMDのライセンスを取得することはないということですか?」 と質問をしたが、Intelは 「これ以上の詳細はありません」 と述べた。


上記内容が海外メディア各所で報じられました。これまでの詳しいあらすじは下記の記事をご参照くださいませ。

 2016年12月
 【CPU】 IntelとAMDがGPU特許のライセンス契約を締結?
 2017年4月
 【CPU】 Intel CPU + AMD GPUの夢のタッグ『Kaby Lake-G』が登場する?

BARRON'Sに書かれていることが本当だとすればIntel CPU + AMD GPUという夢のタッグは夢のまま終わるのでしょうかね……。

2017/11/7追記
本当に出ることになりました。詳細は下記の記事へどうぞ!
【CPU/GPU】 Intel、RADEON搭載CPUを発表!!!!夢のタッグキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

Windows,WindowsUpdate


(Source:For you testers: Here's how to spoof a Kaby Lake processor inside a VirtualBox Win7 VM)

<ザックリ意訳>
2017年4月度の月例パッチKB4015549、もしくはKB4015546などを適用すると、Kaby Lake / Bristol Ridge以降(RYZEN含む)のCPUを搭載したPCでは、↑上記スクリーンショットようにWindows Updateができなくなります。

しかし、スクリーンショットのエクスプローラに表示されている『wuaueng.dll』の日付に注目してください。このファイルを古いものに変更すると、

CPU,RADEON


(Source:更強悍的 GPU 表現,Kaby Lake-G 確定在 Intel 規劃中 / Intel arbeitet an Prozessor mit AMD-Grafik)

<ザックリ意訳>
IntelとAMDがGPU特許に関わるライセンス契約を締結したという噂を元に、AMDのGPUを搭載したIntel CPUが出るのではないかという噂が広がっていた。どうやらこれは真実のようだ。IntelとAMDの合作は『Kaby Lake-G』として登場する。

Kaby Lake-G』はCPUとGPUのチップを1パッケージにしたMCM(マルチチップモジュール)で、VRAMにはHBM2が使用される。正確なモデルは不明だが、現在のところ4コア構成でTDP100Wと65Wの2つのモデルを確認している。

これらはBGAパッケージになる可能性が高い。これはゲーミングノートPCで採用されることを意味している。


上記内容がBenchLifeにて報じられました。2016年末にIntelとAMDがGPU特許のライセンス契約を締結という噂は出ていましたが、自分は割と懐疑的でした。正直なところ 「まさか本当に製品化するなんて」 と驚いています。

もちろん、このリーク情報に誤りのある可能性もありますが、BenchLifeはこれまで正答率の高い情報をリークしているので割と信憑性は高いと思います。

このCPUはRADEONブランドとして登場するのか、そうなればFreeSyncにも対応するのか、そしてスペックはどうなるのか、各種続報が待たれます。

にしてもこれ、Zen APUとモロに競合しているんじゃ……。

2017/11/7追記
本当に出ることになりました。詳細は下記の記事へどうぞ!
【CPU/GPU】 Intel、RADEON搭載CPUを発表!!!!夢のタッグキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!