CPU

前回のあらすじ。Skylakeはアイドル時、室温より低い??
レビュアーの瀬文茶さんのツイッターにその理由が書かれていました。


X99もアイドルだと室温割るから、毎回注意書きいれないとダメになるのかな……

空冷CPUクーラーを使ってCPUの「実温度」が室温を下回ることは原則として無いけど、ソフトウェア読みの「CPU温度」が室温を下回ることはある。理由はここに書いてある。
https://www-ssl.intel.com/content/www/us/en/embedded/testing-and-validation/cpu-monitoring-dts-peci-paper.html

ソフトウェア読みのCPU温度は、CPUの実温度と同じであると保証されていない。トレーサビリティが無いので他の測定器の温度と同じ単位の数値としても扱えない。だから、ソフトウェア読みのCPU温度は、他の個体の結果と比較できず、室温計の測定結果を元にCPU温度を校正することもできない。

ただ、センサーが壊れていない限り、CPUの実温度とソフトウェア読みのCPU温度は相関関係にあるので、同一個体を使い、同一のソフトウェアを用いる限りにおいて、相対的な比較検証には使える。

ソース
https://twitter.com/sebuntya/status/629276772312354816
https://twitter.com/sebuntya/status/629278006096203776
https://twitter.com/sebuntya/status/629282330914353152
https://twitter.com/sebuntya/status/629283358548164608


という理由だそうです。
「2と3の打ち間違い」なんて可能性を疑ってしまって申し訳ありませんでした。謹んでお詫び申し上げます。

つまるところ、Skylakeの温度表示は精度が低くて当てにならない、ということなんでしょうか。求む、ハードウェア測定する勇者様。

あとX99での温度について、ちょっとぐぐってみたのですが

なぜか自分の環境ではアイドル温度が室温-2度とかいう物理法則を無視した温度を表示したので、この計測値をほかのPCと比べる場合は+5度程度を見積もっておいた方がいい。
(追記:最新版UEFIでは恐らく治っているのか最近は普通の温度)

(ソース:http://zigsow.jp/review/347/277485/)

という記事を見かけました。SkylakeもUEFI側の問題の可能性もありそうです。

CPU

発売から24時間、冷える、冷えない、Haswellより性能が高い、低い、様々な情報が入り乱れているものの、国内はおろか海外ですら個人レビューが全然出てこず。圧倒的様子見…!

で、こんな画像を見つけました。 (クリックで拡大)

ES版

製品版

(ソース:http://www.overclock.net/t/1568025/dglee-retail-skylake-i7-6700k-reviewed-finally/270)

上記検証ではOCCTを回した場合、ES版で4.6GHzが限界、製品版で4.5GHzが限界のようです。もちろん、使用するCPUクーラーや殻割やリキプロや個体差等もあるとは思いますが、過度な期待は禁物かもしれません。いやだって、各メディア企業が大絶賛している辺りが、逆に、ほら、ねぇ。杞憂であって欲しいものですが。

先日の発売記念イベントでオーバークロッカーの方がOCCTを拒否したそうで、OCCTを掛けると何かしらの問題があるということでしょうか。それがCPU側の問題なのか、OCCT側の問題なのかはわかりませんが。

明日、明後日くらいには個人レビューもチラホラ出てくるでしょうか…

CPU


PC Watch
【番外編】Core i7-6700Kの殻割りでTIMを確認し殻割りの意義をチェックする


↑室温27.5±0.5度でアイドル時は25度だそうです。
ここで過去のグリスバーガーCPUを振り返ってみましょう。

4790K

3770K

可能性として3つ。

①単純に2と3の打ち間違い
②内蔵温度計がイカれている
③温度測定ソフトが完全に対応していない

まず①、普通にありそうなものの、KitGuruのソースを引っ張ってきます。

KitGuruの測定環境は室温25度だそうです。で、最低温度28度。んんんん。

②か③の可能性もありそうですが、しかしそうなってくると、各所で冷えるという話も爆熱であるという話もどれも信憑性が無くなってしまい、正しい温度を測定するのが実に困難。

判明している事実として、盛らずに低く見積もった現実的なOC範囲で、バラック殻割リキプロ化で4.6GHzは狙えるといったところでしょうか。もちろんそれ以上いける可能性もいけない可能性もあります。

それにしても今回は個人レビューが少ないですね…

8/7追記
レビュアーの瀬文茶さんのツイッターにて表示温度が室温より低くなる理由が書かれました。

CPU

BTOパソコンショップ BTO高知
Ivy Bridgeの熱問題 個体による温度の差

↑まずはこちらの記事を見ていただきたく思います。

管理人もIvyのCPUは3570Kを2個買っており、片方は殻割して設定を煮詰めまくってやっとこさ4.4GHz常用(と言ってもゲーム時にしかこのクロックにしませんが)に到達、もう片方は殻割もせず電圧を盛るだけで4.4GHz常用可。これに満足してさらに上の常用可能設定を煮詰めていないのですが、瞬間芸なら4.6GHzでもCinebench R15が通ると言った具合です。

話は変わりまして、個人的にKitGuruの記事は信頼性の高いソースのひとつとして見ております。そのKitGuruさんが6700KでPrime95を回したレビューを出しました。使用しているクーラーはH100iだとか。

簡易水冷ということもありますが、許容範囲の温度内で高クロックで回っております。たぶん、これは大当たりコアの部類ではないかと思われます。各所の報告をまとめると、個体差が激しく、当たりコアだと結構回り、ハズレコアだと定格でもとんでもない温度になる、といった感じでしょうか。Skylakeおみくじ、1回5万円。

まだ情報も少なく、あくまで管理人の想像のため鵜呑みにはしないでくださいませ。詳しい結果報告はこれから出てくるでしょう。


8/8追記
【CPU】 Skylakeはアイドル時、室温より低い??
【CPU】 Skylakeが室温以下の温度表示になる理由
環境によって表示温度の精度がよろしくない場合があるようです。

【CPU】 i7 6700KのOC個人レビュー
個人レビューも出てまいりました。


追記
Prime95ではありませんが、4.6GHzで回している動画も出てきました。

以下オマケのゲームベンチ画像になります。

CPU

の模様。 (ソース:Skylakeが出るまで待ち続けるスレ Part16)
ここまで高温になるならソルダリングにした方が良かったのでは…

CPU


↑フラゲされた方いわく51000円だとか。 (画像クリックで拡大)
(ソース:Skylakeが出るまで待ち続けるスレ Part16)

游民星空と同じく爆熱ですね。これOC出来るのでしょうか…
CPUクーラーが付属しなかったのはコストカットというより、リテールクーラーでは冷やしきれないということが一番の理由と思われます。

純粋にCPU性能に拘るなら、同価格帯の5820Kにした方が満足度は高いでしょう。X99マザーは3万円からですが、Z170で組むのと、X99で組むのとで、価格差は最低+1-2万円といったところでしょうか。

8/8追記
【CPU】 Skylakeはアイドル時、室温より低い??
【CPU】 Skylakeが室温以下の温度表示になる理由
環境によって表示温度の精度がよろしくない場合があるようです。
【CPU】 i7 6700KのOC個人レビュー
個人レビューも出てまいりました。

CPU


Prolimatech B81
http://www.prolimatech.com/en/products/detail.asp?id=2748&subid=2769

↑このクーラーを使ってPrime95を回した温度が↓こちら。 (画像クリックで拡大)


(ソース:http://www.gamersky.com/hardware/201508/630547_10.shtml)

(アカン)

CPU-Zの電圧表示はエラーだそうで、右下の電圧を見てみると1.319Vとなっています。えっ…

8/8追記
【CPU】 i7 6700KのOC個人レビュー
発売後の個人レビューが出てまいりました。参考になると思います。

CPU

<シングルコア対決>
4790K SuperPi-1M 8.299s

6700K SuperPi-1M 8.767s

シングルコア性能が物を言うSuperPiでは、ターボクロック200MHz分、4790Kの方が有利なようです。

<マルチコア対決>
4790K CINEBENCH R15 CPU:895cb

6700K CINEBENCH R15 CPU:923cb

(ソース:http://www.gamersky.com/hardware/201508/630547_5.shtml)

マルチコアでは6700Kが有利なものの、4790Kからの伸びは+3.13%という数値。

4790Kと同等にOCが出来るのであれば、OC後も6700Kの有利は続くでしょうが、そうでなければ苦戦するかもしれません。これらの結果だけを見れば、既に4790Kをお持ちの方なら、CPU性能目的で6700Kに買い換える理由は見つけにくいのではないかと思います。

CPU




かっこいいと思います(小並感)

CPU,PCゲーム全般

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大本のソースは中華のため話半分程度に。
定格では↓のような結果だそうです。

CPU


(ソース:http://www.kitguru.net/laptops/anton-shilov/intel-expects-skylake-to-have-10-20-higher-performance-than-broadwell/)

↑こんな情報が出て参りました。

Haswellと比較したらどうなんでしょう。
具体的には6700Kと4790Kで言って欲しいですね。

あと、この比較が同クロックでの比較なのか、5775C vs 6700Kみたいな比較なのかはわかりません。前者だったら凄いと思います。きっと前者に違いない。

ちなみに5775Cは定格3300MHzで、これを120%にすると3960になります。
まったく関係ない話ですが6700Kの定格は4000MHzだそうです。

以下、元の画像です。 (クリックで拡大)


CPU

ES版6700Kを使った4790Kとの各種比較画像が公開されました。

サクサクッと続きをどうぞ。 (各画像はクリックで拡大)