Microsoft Edge、Video Super Resolution (VSR)に対応

ブラウザ

Microsoft Edge - VSR対応

Microsoftは、同社製ブラウザMicrosoft Edgeにおいて、Video Super Resolution (VSR)に対応したことを発表しました。以下、Microsoftの発表になります。

『Video Super Resolution』(VSR)と呼ばれるAI技術を活用した、動画の品質を向上させる技術をご紹介いたします。この技術は、動画内のブロック状のアーティファクトを除去し、解像度をアップケーリングします。YouTubeやそのほかのストリーミングプラットフォームにて、ネットワークの帯域幅を犠牲にすることなく、鮮明でクリアな動画コンテンツをお楽しみいただけます。

VSRを使用するには以下の要件を満たす必要があります。

  • NVIDIA GeForce RTX 2000 / 3000 / 4000シリーズ、またはAMD Radeon RX 5700 / RX 7000シリーズが搭載されている
  • 動画が720p未満の解像度で再生されている
  • 動画の解像度が横幅192ピクセル以上ある
  • 動画がPlayReadyやWidevineなどのデジタル著作権管理技術で保護されていない
  • AC電源が使用されている
  • ハイブリッドGPUのノートPCの場合、Windowsの設定からMicrosoft EdgeをdGPUで実行するよう設定してある

VSRは、Microsoft Edge Canaryチャネルの50%のユーザーに提供されています。上記の条件を満たすと本機能が有効になります。機能が有効になると、アドレスバーに『HD』のアイコンが表示されます。アイコンをクリックすることで有効・無効を切り替えることができます。

この機能を手動で試したい場合は『edge://flags/#edge-video-super-resolution』から有効にできます。

Microsoftによると、VSRは現在のところCanaryチャネル(いわゆるテスト版)で利用できるとのこと。アドレスバーに『edge://flags/#edge-video-super-resolution』と入力して、

『Microsoft Video Super Resolution』を『Enabled』に

『Microsoft Video Super Resolution』を『Enabled』に変更してMicrosoft Edgeを再起動すればVSRを使えるようになります。

Microsoft Edge Canaryチャネルは、Microsoft Edge Insider Channelsよりダウンロードができます。

Posted by にっち