Microsoft、Windows10 ESUの価格を発表 [Update 1: 個人向けについて追記]

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Windows10 ESU

Microsoftは、Windows 10の有料延長サポート『Extended Security Updates』 (ESU)の価格を発表しました。

更新履歴 [記事初公開日: 2024/4/3]
① 記事下部に個人・一般消費者向けについて加筆。 [2024/4/4] [New]

Windows10は、Enterprise LTSC / LTSBとIoT Enterprise LTSC / LTSBを除き、HomeやProといったほかのすべてのエディションは2025年10月14日(現地時間、日本時間で2025年10月15日AM2時)にサポート終了となり、この日のWindowsUpdateを最後に毎月の更新プログラムが提供されなくなります。

  • 2025年10月14日にサポート終了となるWindows10のエディション
    Home、Pro、Pro Education、Pro for Workstations、Education、Enterprise、Enterpriseマルチセッション、IoT Enterprise

しかし、ESUに加入すれば、サポート終了後も最大3年間セキュリティ更新プログラムを受け取ることができます。Microsoftによると、ESUの利用オプションは以下の3つ。

  • 5-by-5アクティベーション
    • 5-by-5のライセンス認証キーを使用してWindows10デバイスに適用します。1年目の価格はPC1台あたり61米ドルです。
  • Windows 365経由
    • Windows 365経由でWindows11 クラウドPCにアクセスするWindows10 PCは、追加手順を踏むことなく、自動的に1年間ESUがアクティブ化され、費用は発生しません。
  • クラウドベースの更新プログラム管理ソリューション(Microsoft IntuneやWindows Autopatchなど)を利用している組織向け
    • ESUクラウドアクティベーションライセンスを割り当てるとESUを利用できます。(5-by-5ライセンス認証キーは不要) このライセンスは最大25%割引きが適用されて、1年目は45米ドルで利用できます。

Windows10 ESUの1年目の基本価格は61ドル。Windows7 ESUと同じ価格です。なお、価格は、1年ごとに2倍になります。(つまり、基本価格なら1年目61ドル、2年目122ドル、3年目244ドル) また、仮に2年目から参加する場合も1年目の料金を支払う必要があります。

Windows10 ESUライセンスは、2024年10月から購入できます。Microsoftは、以前の発表では個人でも加入ができると述べていました。詳細な購入方法等については、利用可能日が近づくにつれて情報が公開されるものと思われます。

< Update 1: 2024/4/4追記 >[New]
上記発表の後日、Microsoftは個人・一般消費者向けの追記を掲載しました。Microsoftは以下のように述べています。

追記: このアナウンスで説明した内容と価格は、営利団体にのみ適用されます。一般消費者向けについては後日、一般消費者向けサポート終了ページにてお知らせいたします。教育機関向けについてはMicrosoft Education Blogをご覧ください。

― Microsoft

Microsoftによると、上記の価格は企業や営利団体に適用される価格とのこと。個人・一般消費者向けの価格については後日、『以前のバージョンのWindowsのサポート終了』ページにてアナウンスするとのことです。

また、教育機関向けESUについては、1年目1ドル、2年目2ドル、3年目4ドルという価格設定をしています。詳細は『Windows 10 end of support updates for education』ページをご覧ください。

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Posted by にっち